釜山観光高校との交換留学プログラムを実施【飯塚高校のGlobalな取り組み】
飯塚高校では10〜11月にかけて、本校の協定校である韓国の釜山観光高校との交換留学プログラムを実施しました。
本取り組みは、国際感覚の醸成や語学力向上を目的とし、生徒たちに実践的な学びの場を提供する目的で行ったものです。
<交換留学期間>
飯塚高校生徒の釜山訪問:2024年10月30日~11月6日
釜山観光高校生徒の受け入れ:2024年10月23日~10月30日
受け入れ生徒・訪問団:釜山観光高校の生徒4名(1年生3名、2年生1名)と、訪問団(生徒19名、教員5名)を受け入れました。
<主な行事>
■歓迎セレモニー
10月23日、全校生徒参加の歓迎セレモニーが実施されました。校長挨拶や釜山観光高校生徒の紹介、吹奏楽部やダンス部のパフォーマンスなど、盛大に交流を祝うプログラムが行われました。式の進行はグローバルインテンシブ参加生徒が担当しました。
■福岡市内バスツアー
10月26日には、釜山観光高校生徒4名とホームステイ先の生徒4名を対象に、福岡市内の観光地を巡るバスツアーを実施。生徒たちは文化交流を深める貴重な時間を過ごしました。
今回のプログラムを通じて、生徒たちは異文化理解を深め、友情を育むことができました。飯塚高校では、引き続き国際交流を推進し、グローバルな人材育成を行うとともに、生徒の成長を支える教育活動に努めてまいります。
「言語を学び、より会話を楽しみたい」交換留学プログラム参加生徒にインタビュー
今回、交換留学プログラム参加生徒のひとりである、大谷颯士さん(1年1組)にインタビューを行いました。
釜山観光高校生徒の受け入れと自身の釜山訪問を合わせると約2週間に渡り、韓国の生徒たちと密に過ごし、コミュニケーションを深めてきました。その中でどのような学びや気づきがあったのでしょうか。
――留学生との交流を通じて、自分の考え方や視野がどのように変わりましたか? 特に印象的だったエピソードを教えてください。
韓国の人たちとの交流では、自分が会話をうまくできず、相手が翻訳や日本語を駆使して一生懸命話しかけてくれたことが印象的でした。その経験を通じて、韓国語や他の言語を学び、もっと自由に会話ができるようになりたいと強く感じました。また、文化祭では多くの人が親切に話しかけてくれたり、たくさんの食べ物を分けてくれたりして、とても温かい交流を楽しむことができました。
――今回の活動で、語学やコミュニケーションにおいて挑戦したことや、成長を感じた瞬間があれば具体的に教えてください。
韓国の生徒や先生たちと積極的に話す機会がありました。もともと人と話すのがあまり得意ではなかったのですが、留学中に韓国の方々とたくさん話をしたことで、以前よりも会話に自信が持てるようになりました。この経験を通じて、コミュニケーションの楽しさを実感できました。
――素晴らしい経験をしましたね。留学生と過ごした時間の中で、自分たちの文化や学校生活について伝える機会はありましたか。それに対してどのような反応がありましたか?
夕食の際に、韓国と日本では食事の仕方やマナーが異なることを伝える場面がありました。それを聞いた韓国の家族たちは「初めて知った」と驚いていました。この交流を通じて、韓国語や他の言語をもっと学び、自由に会話ができるようになりたいと強く感じました。
飯塚高校のグローバル教育について
本校はグローバル教育に力を入れています。
ニュージーランド(ワイヌイオマタ高校)のほか、韓国(釜山観光高校)、タイ(IBS)、中国(第十六中学校)、カナダ(ヴィクトリア高校)などに協定校を持ち、短期交換留学などの交流機会を持っています。
そのほか、ドイツやアメリカ、ベトナムなどの多様な国々からも留学生を受け入れ、グローバル教育に関する幅広い機会を提供しています。
授業を含む日常はもちろん、体育祭や学園祭の海外協定校関連の演目などでも、国際交流を積極的に行い、GLI(※)全体の取り組みを通して、次世代を担う人材育成に努めています。
※Global(グローバル)・Local(地域)・Individual(個性)