次世代を担う人材を育成するGLIの取り組み
環境問題や紛争、経済問題などグローバルな課題は地域生活とも結びつきを強め、地域に根ざしたグローバル・シティズンの育成が求められています。飯塚高校は地域と世界を結びつけ、多様な個性の出合いによって、社会で輝く力を磨きます。 2022年度、飯塚高校は創立60周年を機に、GLOBAL(グローバル)、LOCAL(地域)、 INDIVIDUAL(個性)の頭文字をとって新たなGLロゴを制作しました。それぞれの要素が合わさり、未来のトビラを開きます。
GLOBAL
飯塚高校はニュージーランド、韓国、タイ、中国、カナダに協定校を持ち、ドイツ、アメリカ、ベトナムなど、その他の多様な国々からも留学生を受け入れ、グローバル教育に関するさまざまな機会を提供しています。異文化との交流は日常であり、異なる他者との対話の力や思いやり、創造性を磨きます。体育祭や学園祭での協定校関連の演目のほか授業を含む日常の中でも国際交流が行われています。
LOCAL
飯塚の校名を誇りとし、身近な地域社会と関わりながら、教室の中では学べない社会へコミットする力を育みます。商店街・商工会議所との連携協定に基づく「街なか学園祭」をはじめ、ボランティア・祭り(山笠など)への参加、インターンシップ、市の皆様からいただく部活動応援など、強い絆で結ばれています。
INDIVIDUAL
9つのコースと多くの部活動、様々な言語や国籍の生徒が在籍する飯塚高校では強い個性が集まります。起業家、外交官、プロスポーツ選手、パティシエなど全く異なる夢を持つ生徒たちが集まり、多様な価値観と出会いながら、高いレベルで切磋琢磨して、新しい未来を切り開きます。好きなこと、得意なことを掛け合わせ、地域や世界との関わりの中で、ここにしかない「じぶん」を育てていきましょう。
ユネスコスクール認定とSDGs
ユネスコスクールとは国連・ユネスコの理念に沿った教育を行う学校の世界的ネットワークです。
飯塚高校は国連の提唱するSDGsや、多文化共生をはじめとするユネスコの重点目標を教育活動に取り入れています。
2020年にはグローバル教育や地域連携の連携活動を評価され支援大学(福岡教育大学)による審査に合格してキャンディデート校に、2023年1月には福岡県の私立校として初めて、正式にUNESCO認定校になりました。
持続可能な開発目標 SDGsへの取り組み
飯塚高校、特に特進コースと製菓コースでは様々なゲスト講師を招きながら、国連の掲げるSDGs(持続可能な開発目標)やアフリカの現状について学習をしてきました。こうした学習を形にする試みとして、アフリカのマラウイ共和国を支援する活動をされている元JICAの岡田鉄太さん・庄田清人さんのご協力を得ながら、マラウイ産のバオバブの実を使ったスイーツが製菓部によって開発されました。栄養価が高く、アフリカの支援につながる世界で唯一の「バオバブスイーツ」です。どうぞご賞味ください。また、グローバル教育プログラムの生徒は、「貧困」や「飢餓の解決」「産業と技術革新」「作る責任と使う責任」など、このお菓子を通して貢献できるSDGsについて発表ビデオも制作しました。