まちLaboがヲソラホンマチにて風鈴ワークショップを開催【産学連携プロジェクト】

飯塚高校の生徒たちで結成される、地域活動の企画・運営を行う組織「まちLabo」が、飯塚本町商店街の広場「ヲソラホンマチ」にて、「風鈴ワークショップ」を開催しました。

本活動は、本校がメンバーの一員として関わる産学連携プロジェクト「アーティストレジデンス(※)」の一環として行われたもので、飯塚市シルバー人材センター、同プロジェクトに参画しているアーティスト・三宅哲平さんとのコラボレーションによって実現しました。
※商店街に新進気鋭のアーティストが滞在し、地域の魅力を発信する町おこしプロジェクト。2022年より飯塚市商店街で「街なか学園祭」を開く本校、飯塚市シルバー人材センター「とまり木」などが、共に商店街を盛り上げるために企画し、飯塚市在住の東京藝術大学の関係者のご支援を受けながら、飯塚商店街・中心市街地に縁の深い様々な企業が加わっています。
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会場に設置された全長約15mの風鈴棚は、シルバー人材センターが今年初めて設置したもの。ここへ、まちLaboとシルバー人材センターが共同で、本校系列の認定こども園 愛宕幼稚園の年中・年長組の園児たちが色付け・願い事を書いた風鈴を飾りつけました。

まちLaboの生徒たちは、三宅さんのレクチャーを受けながら風鈴をつくりました。ペアでお互いの似顔絵を描き合ったり、日本画の重ね塗りの技法を用いて短冊部分を着色したりと、趣向を凝らした作品づくりを行いました。

風鈴棚は7月末まで設置され、19時から22時の間はライトアップも実施。夜の商店街を幻想的に照らす、約1,000個の風鈴の光と音色が、訪れる人々の心を癒しています。
1,000個の中には、本校の3年生全員と生徒会メンバー、まちLaboの生徒たちがつくった風鈴も含まれています。
飯塚高校はこれからも、地域とのつながりを大切にしながら、まちづくりに取り組んでいきます。
まちLaboとは
まちLaboは、本校の生徒から集まった有志メンバー22名で構成される組織です。
本校では、教育目標GLI(Global・Local・Individual)の理念に基づき、地域との関わりを大切にする活動を推進してきました。2022年度より毎年秋に、本校発祥の地である飯塚市の商店街(本町商店街・東町商店街)で開催している「街なか学園祭」がその一例です。
近年、本町商店街・東町商店街をはじめとする地域の皆様から、土曜マルシェの企画・運営への協力依頼をいただくなど、地域とのつながりが一層深まっています。
こうした背景を受け、生徒たちが地域活動に主体的に関わり、企画力や運営力を高めることを目的として、まちLaboを結成する運びとなりました。
まちLaboの主な活動内容は、以下の通りです。
- 土曜マルシェの企画及び運営
- 「アーティストレジデンス」への参加
- ジュニアアチーブメントとSAPジャパンの共同企画「Social i camp」への参加
これらの活動を通じて、生徒たちはイベントの企画・運営ノウハウを学び、将来的には街なか学園祭などのイベントでもリーダーシップを発揮できる人材へと成長することを目指しています。