サッカー部×シルバー人材センターのコラボ【飯塚高校のLocalな取り組み】
飯塚高校サッカー部は地域の方々から応援していただく機会が増えています。
直近では7月13日(土)、飯塚高校グラウンドで開催された「高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024」第9節に飯塚市シルバー人材センター(以下、シルバー人材センタ0)の方々が70人来場し、多大な応援をしていただきました。
この日は対戦チームの大津高校 2ndを相手に3-0で勝利を上げ、来場者の皆さまにも喜んでいただきました。
また、試合前の7月6日にはシルバー人材センターの方々がサッカー部との交流ランチ会を開いてくださいました。
ビュッフェ形式のランチをいただきながら、皆さんから激励いただいたことも、大きな支えになったと思います。
飯塚高校とシルバー人材センターの交流が始まったきっかけ
飯塚高校とシルバー人材センターとの交流が始まる発端となったのは、現在の3年生が1年生だった2022年の「街なか学園祭」でした。
たまたまご縁があって、シルバー人材センターが本町商店街で運営する「シルバーショップふれあい」と「健康スポーツコース」のクラスが、街なか学園祭でコラボ出店を行ったのです。
「たこせん屋」と称して、「海老せんべい」と「たこ」を組み合わせた「たこせん」を販売しました。
シルバーショップふれあいで働く方々は、商店街へ買い物に来たお客さまにお茶をサービスしたり、たこ焼きや焼き芋を販売したりと、日頃から地域の方々との交流を楽しんでいます。
そんな中、学生たちとコラボし、学園祭という場に参加・協力できることを喜んでいただき、楽しみながら準備を進めていただいた背景がありました。
なお、同クラスにはサッカー部部員が多く所属していました。
コラボ出店が成功し、シルバーショップふれあいの皆さまも学生も良い時間を過ごしたことから、サッカー部と飯塚市シルバー人材センターとの交流がその後スタートしたのです。
以降、飯塚高校の別のクラスもシルバー人材センターとコラボをするようになり、交流の規模は少しずつ大きくなっています。
3年生に聞く「当時のこと、今のこと」
サッカー部で活躍する3年生(当時1年生)2人に、シルバー人材センターとのコラボの思い出やその後サッカー部を温かく応援いただいていることへの感謝について、話を聞いてみました。
「異なる世代との交流で視野が広がり、日々がより楽しくなった」
「自分は1年生のとき、シルバー人材センターの方々と文化祭でコラボし、たこせんを作りました。そこで高齢者の方々とたくさん交流し、年配者だけでなくいろいろな世代の方との関わり方を学ぶことができました。
自分とは違う年代の方と話したり、考え方を聞いたりすることによって、今まで以上に視野が広がったと思います。また、人とコミュニケーションをとるのがより面白くなり、日々の生活に彩りが増えました。
最近、シルバー人材センターの方々からサポートしていただくことが増えています。僕は1年生のときに関わりがあるため、気負うことなく心地よくコミュニケーションをとることができています。
応援いただけることはとてもありがたいと思っています。以前、試合の日にたくさんのバナナを提供していただきました。その際は感謝の気持ちをお伝えしました。
これからも当時のような交流の機会を増やし、関係性をより深めて、地域からさらに応援していただけるようなサッカー部・高校にしていきたいと思っています」
「応援のおかげで、いつも以上のパフォーマンスを出せた」
「1年生のときの街なか学園祭で、シルバー人材センターの方々と共同でお店を出しました。僕たちのクラスには大阪出身の生徒が数人いたこともあって、『たこせん』を作って販売することになりました。
たこせんをシルバー人材センターの方々と作っていくなかで、うれしかった場面がありました。おじいちゃんおばあちゃんたちがたこせんを食べて、『たこせん初めて食べるけど、おいしいね!』『もう1個食べてもいいかな?』などと言ってくれたときです。
おじいちゃんおばあちゃんたちが笑顔になっているのを見ていると、僕まで自然と笑顔になりました。
先月はシルバー人材センターの方々が食事会を開催してくださったり、暑い中試合の応援に駆けつけてくださったりしました。おかげさまでいつも以上のパフォーマンスを出せました。
それは本当にシルバー人材センターの方々の応援のおかげです。前回の試合では勝利することができなかったので、次回は絶対に試合に勝って、皆さんと一緒に笑顔になりたいです」
飯塚高校サッカー部について
飯塚高校サッカー部は「(試合や大会での)勝ち」というゴールではなく、「選手一人ひとりの人生というゴール」「勝利のその先」を見据えた指導の下、運営されています。
サッカー部のスローガン「兎を追い越す亀となれ」には、「周りと比較するのではなくて、自分の目指した夢に向かって一生懸命努力しよう」との想いを込めています。
「選手全員がサッカーを通して個性を磨き、夢を実現し、卒業後もずっと幸せな人生を送ってほしい」「自分が磨き抜いた個性を“3つ”掛け合わせて、100万分の1の人材になり、この時代を生き抜いてほしい」と願っています。
そのため、サッカー部在籍中、サッカーだけに励むことはありません。自身の興味のある学問領域をはじめ、好きなこと、興味関心のあることを徹底して追求し、周りとは違うその人らしさを備え「希少性のある人」へと成長していける環境を用意しています。
サッカー部での活動×グローバルな活動×ローカルな活動など、サッカー部の“外”にあるさまざまな挑戦や活動が評価され、総合型選抜で第一志望の大学への合格を勝ち取る部員も大勢います。
【令和5年度入試(総合型選抜)最新速報_サッカー部】
サッカー部からも、明治大学や専修大学、立命館大学、西南学院大学、立命館アジア太平洋大学、その他多数の合格者を輩出しています。
【合格者インタビュー】明治大学 法学部 大園治慈さん(健康スポーツコース)
【合格者インタビュー】立命館大学 経済学部 藤野玄英さん(特進コース)
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写真提供/Koichi-Photo、飯塚高校サッカー部応援団