学校創立の由来
明治34年、飯塚を訪れた文豪 森鷗外は地元との交流の中で、地域における教育の大切さを説きました。その薫陶を受けた先人の思いが受け継がれ、昭和37年に学校法人嶋田学園 飯塚高等学校は産声を上げました。長崎街道の宿場町だった江戸時代から、飯塚は外国人を含む多様な人々が往来した町でした。本校ではこうした歴史に醸成された「進取の気性」を大切にしながら、将来地域社会や世界の問題を広い視野で考え取り組んでいく若者の育成を目指しています。
校訓

熱い心をもって真摯に学び、
努力を継続することで真の力を身に付け、
何事にも誠心誠意、誠の心を尽くす
理事長 嶋田 吉勝

令和4年4月15日 飯塚コスモスコモンにおいて、飯塚高等学校全生徒、教職員が集い、創立60周年の祝賀行事が行われました。私は講話の時間を頂き、学校創設に至る経緯と創立者嶋田純子先生について、そして創設に大きな影響を与えて頂いた森鷗外先生について話をさせて頂きました。講話を通じて、創立者の求めた広い視野を持つことの大切さ、鷗外先生の自利利他の考え方が、今の学校のテーマに繋がっていることをお話しました。
この60周年を1つのきっかけとし、近年の飯塚高等学校は学校外の様々な繋がりから、新しい教育活動の幅を広げています。
体育祭ではニュージーランド姉妹校の先生方の指導による、飯塚高等学校の校訓を織り込んだマオリ語でのオリジナルのハカを、本校生徒たちがグローバル教育の成果として披露しています。
また校発祥の地でもある飯塚本町商店街を中心に、2年連続で開催した「街なか学園祭」は、連携協定を締結した商店街連合会、飯塚商工会議所の協力を頂き、生徒会を中心に全生徒が一致団結して、様々なアイデアを出し合い作り出した模擬店やステージに対して、商店街の皆様だけでなく、一般市民の皆様からも高い評価をいただき、大賑わいになりました。
飯塚高等学校は県内の私立高校では初めてユネスコスクールに正式承認された学校であり、SDGs達成の為の取組みや国際理解教育の観点からも、地域社会、海外姉妹校、また九州大学など様々な大学との連携に力を入れています。令和6年には国連大学の白波瀬佐和子副学長を招いてのユネスコスクール記念講演会で探究発表会を行うなど、生徒からの発信の機会も増やしています。生徒達が中心になって取り組みを企画運営する姿は、これからの学校のあり方を示してくれているように思います。
さらに、令和6年度に文部科学省より「DXハイスクール」の指定を受け、九州工業大学と連携した情報授業やドワンゴ社との連携授業の取り組みなど、データ分析やテクノロジーを取り入れた教育活動にも拡充しています。
部活動においては、サッカー部の2年連続全国高校サッカー選手権大会出場や製菓部のスイーツ甲子園準優勝など、多くの成果に対して地域の皆さんとともに喜びを分かち合う機会を得ています。
これからも、当校を築いて頂いた先人の皆様のご恩に報いられるよう、学校関係者が一丸となって、新たな目標に向かって取組んで参ります。
校長 旭 豊彦

社会は今、急速な技術革新と価値観の多様化により、かつてない速さで変化を続けています。このような時代だからこそ、自ら考え、挑戦し、他者と協働しながら新たな価値を創造する力が求められています。
飯塚高校は、建学以来培ってきた校訓の「熱 力 誠」を礎に
「Global・Local・Individual(GLI)」の理念のもと、世界へ視野を広げ、地域社会に貢献し一人ひとりの可能性を最大限に伸ばす教育を推進しています。知識や技能の習得にとどまらず、探究的な学びや地域・企業・大学との連携、デジタル技術を活用した先進的な教育を通して、未来を切り拓く力を育んでいます。
本校が目指すのは、単に高等学校の卒業という目標を達成することだけではありません。豊かな人間性と確かな学力、高い志を備え、自らの人生を主体的に切り拓き、社会に貢献できる人になってもらいたいのです。一人ひとりが自らの可能性を信じ、挑戦を重ね、その歩みを通して社会に希望と活力をもたらす存在へと成長することを願っています。
未来は、与えられるものではなく、自らの手で切り拓くものです。
飯塚高校には、一人ひとりの夢に真摯に向き合い、その実現を支える教育環境があります。教職員一同、生徒の挑戦に寄り添い、共に学び、共に成長しながら、「未来を担う人財の育成」に全力を尽くしてまいります。
皆さんが本校でかけがえのない仲間と出会い、大きく成長し、それぞれの未来へ「自信と誇り」をもって力強く羽ばたいていくことを心から期待しています。
常務理事・校長補佐 嶋田 吉朗

PROFILE:東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。学校法人渋谷教育学園等を経て2019年入職。地域連携、大学連携、グローバル教育、ICT 等を担当。関西大学客員教授。著書に『地方経済人の結社と市民社会一青年会議所を事例として』(大学教育出版、2023年)。2026年4月より、認定こども園 愛宕幼稚園の園長を兼務。
嶋田学園の教育の中心にあるのは、「GLI」という3つの言葉です。
G(Global)は、世界のどこでも通じる価値。英語だけでなく、人権という考え方、文化やスポーツ、学術など、全てグローバルな力です。L(Local)は、この地域、この仲間でなければ生み出せない価値。地域の方々だけでなく、クラスの仲間、全校の仲間、それぞれが大事なローカルな絆です。そしてI(Individual)は、自分だからこそ生み出せる価値を表します。飯塚高校なら、一人ひとりが自分だけの価値を見つけられるはずです。
ユネスコスクール集会、協定校との留学・交流、大学連携などで、世界の多様性と基準を学ぶ。同時に、商店街を全面に使った全校の「街なか学園祭」や、シルバー人材センターとの連携「ジェイド飯塚」で地域の方々と仲間になる。そしてコース活動・部活動をはじめ、自分の好きなことをとことん追求する。
一見ばらばらに見えるGLIは、つなげて初めて本領を発揮します。グローバルだけだと、自分らしい立ち位置がわからなくなる。ローカルだけだと、新しい刺激による成長ができなくなる。インディビジュアルだけだと、他者との協力のパワーが得られなくなる。しかし、3つ重なれば、自分の人生を豊かにし、さらには社会を変える力を手に入れることができます。
その第一歩が飯塚の街へインパクトを与える体験です。学園祭で地域外からもたくさん人が関わってくれて、空き店舗に翌年お店が入る。「飯塚」高校の名の下に、部活の全国大会で地域の人が盛り上がってくれる。
そのようにしてGLIは、多様な人とつながることは面白く、地域や社会は自分の個性を活かして変えていける、という感覚を生み出します。
世の中の前提が変わり、AIが社会を大きく動かす予測不能な時代だからこそ、自立して道を切り開き、社会の変化をリードできる力がとても重要です。
ここにしかない、けれどもどこでも通じる。そういう力を、一人ひとりに手渡したいと願っています。
飯塚高校の教育
次世代を担う人材を育成するGLIの取り組み
環境問題や紛争、経済問題などグローバルな課題は地域生活とも結びつきを強め、地域に根ざしたグローバル・シティズンの育成が求められています。飯塚高校は地域と世界を結びつけ、多様な個性の出合いによって、社会で輝く力を磨きます。2022年度、飯塚高校は創立60周年を機に、GLOBAL(グローバル)、LOCAL(地域)、 INDIVIDUAL(個性)の頭文字をとって新たなGLIロゴを制作しました。それぞれの要素が合わさり、未来のトビラを開きます。
GLOBAL
飯塚高校はニュージーランド、韓国、タイ、中国、カナダに協定校を持ち、ドイツ、アメリカ、ベトナムなど、その他の多様な国々からも留学生を受け入れ、グローバル教育に関するさまざまな機会を提供しています。異文化との交流は日常であり、異なる他者との対話の力や思いやり、創造性を磨きます。体育祭や学園祭での協定校関連の演目のほか授業を含む日常の中でも国際交流が行われています。
LOCAL
飯塚の校名を誇りとし、身近な地域社会と関わりながら、教室の中では学べない社会へコミットする力を育みます。商店街・商工会議所との連携協定に基づく「街なか学園祭」をはじめ、ボランティア・祭り(山笠など)への参加、インターンシップ、市の皆様からいただく部活動応援など、強い絆で結ばれています。
INDIVIDUAL
9つのコースと多くの部活動、様々な言語や国籍の生徒が在籍する飯塚高校では強い個性が集まります。起業家、外交官、プロスポーツ選手、パティシエなど全く異なる夢を持つ生徒たちが集まり、多様な価値観と出会いながら、高いレベルで切磋琢磨して、新しい未来を切り開きます。好きなこと、得意なことを掛け合わせ、地域や世界との関わりの中で、ここにしかない「じぶん」を育てていきましょう。
教育目標
一人ひとり(INDIVIDUAL)の資質を開発し、時代(GLOBALな時代)と郷土(LOCAL)の要請に応える明朗で
心豊かな人間を育成する。

飯塚高校は「GLOBAL(グローバル)・LOCAL(地域)・INDIVIDUAL(個性)」を中核とした教育活動を展開しています
沿革
| 日付 | イベント詳細 |
| 昭和37年04月10日 | 普通科(男子)設置許可開校 創設者:嶋田純子 |
| 昭和41年10月 | 工業科増設許可 |
| 昭和48年04月 | 建設大臣指定許可福岡国土建設専門学校(測量士養成校)開校 |
| 昭和52年04月 | 愛宕幼稚園開園 |
| 昭和55年04月 | 運輸大臣指定許可九州自動車整備専門学校(二級整備士養成校)開校 |
| 昭和60年04月 | 特別進学コース開設 |
| 平成03年04月 | 嶋田吉勝理事長就任 |
| 平成07年04月 | 総合グラウンド改修 |
| 平成07年11月 | 中国・大連市の第十六中学校との協定校提携 |
| 平成12年04月 | 介護福祉科開設及びカウンセリング室設置 |
| 平成17年04月 | 製菓コース開設 |
| 平成18年04月 | 自動車専攻科開設 |
| 平成21年04月 | トータルライセンスコース開設 |
| 平成24年04月 | こども保育コース開設 |
| 平成24年11月 | 創立五十周年記念行事 |
| 平成28年07月 | 韓国・釜山市の私立釜山観光高等学校との協定校提携 |
| 平成28年10月 | ニュージーランド・ウェリントン市のワイヌイオマタ高等学校との協定校提携 |
| 平成29年04月 | 新校舎完成 |
| 平成31年04月 | 福祉コースを医療福祉進学コースに変更、こども保育コースをこども保育進学コースに変更 |
学校案内資料
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