協定校・ワイヌイオマタ高校が来校。ハカ鑑賞やホームステイを実施【飯塚高校のGlobalな取り組み】

飯塚高校は9月30日（月）に、飯塚市総合体育館で本校の協定校であるワイヌイオマタ高校のハカチームおよび日本文化研究部の生徒13人の来校を記念し、交流会を開催しました。

ワイヌイオマタ高校からのゲストたちを歓迎

交流会にはホストファミリーや本校の生徒たちが参加し、ニュージーランドの伝統文化を学び、国際的な視野を広げるとともに、両校の友好関係を深めるための多様なプログラムが展開されました。

交流会は、特進グローバルコース2年生の冨士翔琉さん、佛原苺佳さんの司会で進行しました。

ワイヌイオマタ高校への交換留学経験者である赤松華さん、ワイヌイオマタ高校から飯塚高校に交換留学して半年になるTiari Waltersさんの発表も行われ、留学先での互いの生活や学びをシェアする場面もありました。

続いて、ワイヌイオマタ高校のハカチームによる力強いパフォーマンスが披露されました。生徒たちはそのダイナミックな演技に引き込まれ、真剣に鑑賞している様子でした。

生徒たちはダイナミックなハカの演技に引き込まれ、熱心に鑑賞している様子でした。

ハカチームのパフォーマンスの後は、本校生徒もハカを披露。本校のハカはワイヌイオマタ高校が制作してくれたオリジナルで、ハカチームのメンバーも真剣に見守っていました。

最後のプログラムとしてダンス部によるパフォーマンスも行われ、交流会全体を通じて、ワイヌイオマタ高校を歓迎するムードが一層高まりました。

ワイヌイオマタ高校からは、ハカチーム（生徒7人、引率者3人）および日本文化研究部（生徒6人、引率者4人）の計20人が来日しました。

滞在期間は9月28日（土）から10月7日（月）までで、ホストファミリーの自宅で生活を共にしました。ホストファミリーは本校生徒とその家族、本校系列の認定こども園 愛宕幼稚園の児童とその家族などが務めました。

本校では、ワイヌイオマタ高校ハカチームのパフォーマンスを本校や愛宕幼稚園だけでなく、10月2日（水）および3日（木）に地域の小学校や中学校でも披露し、多くの学生に異文化交流の機会を提供することを計画・実施しました。

ホームステイ受け入れ家庭・信田さんのコメント

今回、ワイヌイオマタ高校の生徒のホームステイ受け入れ家庭となった、特進グローバルコース2年生の信田桜矢香さんに、ハカの鑑賞やホストファミリーを務めた感想を聞きました。

——ハカを鑑賞して感じたことを教えてください。

今回、初めて本場ニュージーランドの方々が披露するハカを目の前で見る機会に恵まれました。これまで、ハカは男性だけが踊るものだと思っていましたが、実際には女性も参加することを初めて知り、大きな驚きがありました。ハカが始まると皆さんの表情が一変し、非常に真剣な面持ちで、ただ踊っているのではなく、心を込めて踊っているのが伝わってきました。この経験を通して、異文化に触れることの大切さを改めて実感しました。

——ホストファミリーを務めて得た気づきや学びについて教えてください。

ホストファミリーを経験して、日本と海外では食事やお風呂の入り方など、生活習慣が大きく異なることに改めて気づきました。また、日常の会話を通じて実際に英語を話すことで、日頃の英語学習で得た知識をアウトプットする貴重な機会となり、より実践的かつ効率的に英語を身につけられると感じました。さらに、会話を通じて感じた考え方や価値観の違いは非常に刺激的で、視野が広がるとはまさにこういうことだと実感しました。

ワイヌイオマタ高校との取り組みについて

本校は2016年にワイヌイオマタ高校と協定を締結しました。このパートナーシップをきっかけに、その後世界各地の8つの高校とも協定を結び、さまざまな学校との交換留学が実現するようになっています。

グローバル教育プログラムの一環として、ワイヌイオマタ高校を含むニュージーランドへの交換留学生を選抜しています（留学期間は1〜3ヵ月、留学先の学費無料、ホームステイによる滞在費も無料）。

このプログラムでは英語の習得はもちろん、多様な留学生との交流や地元マオリ族の文化も学ぶことができます。本プログラムは、多文化共生を深く学ぶ研修として、令和4年度福岡県「世界に打って出る若者育成事業」にも採択されました。

今回の文化交流を通じて、ニュージーランドの伝統文化に対する理解が深まり、国際的な友好関係が一層強化されることを期待しています。今後も、さまざまな取り組みを通じて、生徒たちがグローバルな視野を実践的に広げる機会を提供してまいります。
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