飯塚高校と飯塚市商店街との強い絆。「街なか学園祭」を通じて紡ぐ未来への道

2023年街なか学園祭(豚汁)

飯塚高校では毎年秋に、飯塚高校発祥の地である飯塚市の商店街(本町商店街・東町商店街)にて「街なか学園祭」を開催しています。

2024年の街なか学園祭は11月23日(土)の開催となります。詳細は街なか学園祭特設ページやニュースなどを通じて順次お知らせしてまいります。

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2023年街なか学園祭の様子
2023年の街なか学園祭のひとコマ(以降の写真も同様)

今回は、飯塚高校と飯塚市の商店街(以下、飯塚市中心商店街)とのつながりの歴史をご紹介します。

飯塚高校を運営する学校法人嶋田学園は、かつて長崎街道の宿場町として賑わった飯塚市中心部を拠点に、職業教育を提供する私塾が起源となっています。

一方、飯塚市中心商店街は、江戸時代に宿場町として発展し、その後、筑豊炭田の繁栄によってさらに規模を拡大。1990年代まで福岡県内有数の商業地として繁栄し、現在も地域の文化と歴史を支える重要なエリアとして知られています。

創立60周年を契機とした連携協定の締結

2021年7月、創立60周年を迎える記念事業の一環として、飯塚市商店街連合会および飯塚商工会議所と連携協定を締結。これを機に、教育活動と地域活性化を目指した協力を本格的に進めることとなりました。

協定締結前からも、製菓コースの販売店「プチフル」の出店や、地域のお祭り「山笠」への参加を通じて交流の機会がありましたが、協定締結後はより多くの生徒が商店街と関わりを深め、生徒会や部活動など多様な活動において商店街の協力を得る機会が増えました。

多彩な取り組みと全国初の街なか学園祭

連携後、生徒たちは商店街で演奏会の開催、部活動ブースの設置、インタビューやフィールドワーク、さらには店舗とのコラボ商品開発など、多彩な活動を展開してきました。

2022年には、連携協定を契機に、全国初となる商店街での全校文化祭「街なか学園祭」を実施しました。

2023年の街なか学園祭のひとコマ

創立60周年記念イベントの一環として、これまで校内で行っていた学園祭を、飯塚市内にある5つの商店街のうち、アーケードの架かる「本町商店街」と、それに連なる「東町商店街」を会場に開催したのです。

商店街を舞台とした文化祭は全国的に大きな注目を集め、大成功を収めました。

継続する地域との交流と今年の取り組み

この街なか学園祭は、一度限りの記念イベントとして想定されたものの、地域の住民や地元の小中学生や保護者の方々からも高い評価を受け、翌年以降も継続して開催しています。

2023年の街なか学園祭のお店(フライドポテト)

今年も、飯塚高校の生徒たちが商店街の方々と協力し、多彩な企画やコラボレーションを準備しています。どうぞふるってご参加ください。

このように、飯塚高校と飯塚市中心商店街が力を合わせて展開する取り組みは、地域の活性化と生徒たちの学びの場を広げ、地域社会と学校の絆を深める大切な活動として今後も継続してまいります。

「街なか学園祭」の狙い

飯塚高等学校ロゴ

飯塚高校が大事にする「Global(グローバル)・Local(地域)・Individual(個性)」の3本柱のうち、特に教室ではなかなか学べない「身近な社会と関わりながらコミットする力」をLocalで実践的に学び、体験します。商店街との連携協定を強く感じることも目的とした取り組みです。

「街なか学園祭」最新情報はこちらから

街なか学園祭特設ページ

「街なか学園祭」に関する過去記事

令和5年度「街なか学園祭」情報まとめ

令和5年度「街なか学園祭」開催報告とお礼

※記事中の写真は2023年の街なか学園祭のものです。