学園祭実行委員長・小田銀太さんインタビュー【飯塚高校 街なか学園祭 特集記事】
飯塚高校の毎年秋恒例となるイベント「街なか学園祭」まで、1週間を切りました。
今年は11月23日(土)、本校発祥の地である飯塚市の商店街(本町商店街・東町商店街)にて開催します。
街なか学園祭特設ページやニュースなどを通じて情報発信していますので、ご覧いただけましたら幸いです。
今回は学園祭実行委員長を務める2年生の小田銀太さんに、今年の学園祭の見どころや活動内容の大枠についてインタビューを実施しました。
「街なか学園祭2024」の見どころは?
「私たちは、子どもから大人まで誰もが楽しめる学園祭を目指しています。特に子ども連れの方でも安心して楽しめるよう、多様な子ども向けの企画を用意しています。
昨年度と比べた新たな試みとして、まず第一に、年齢や性別に関係なく全ての人が子育てを支援する社会意識を高める『こどもまんなか』の取り組みを取り入れました。このアプローチは、社会全体の意識改革を進めるためのものです。
第二に、メインステージに加え新たにサブステージを設置しました。このステージでは、クラス単位や個人の生徒が、歌やダンスなど様々なパフォーマンスを披露します。サブステージは東町商店街エリアに設置され、この配置が自然と地域活性化へと繋がる流れを創出します。
さらに、ステージ周辺のデザインにもこだわりました。視覚的に人の動きを誘導するデザインを採用し、近畿大学の学生たちに高さ約1メートルの竹を使用した装飾を制作いただきました。学園祭実行委員会、教職員、近畿大学の学生たちがアイデアを出し合い、共同で決定したものです」
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「こどもまんなか」の考えを取り入れたきっかけは?
「5月にゆめタウン飯塚で開催されたパネルディスカッションに高校生代表として参加した際、『こどもまんなか』の理念を知りました。
この理念を学園祭にも取り入れることができればと思い、実行委員会のメンバーに提案し、皆で共有しながら取り組んできました」
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子ども向け企画を実行するために、してきた準備は?
「企画の発案を担当する過程で、近畿大学の学生たちと協力してアイデアを出し合いました。また、飯塚市の本町商店街で毎年7月下旬から8月にかけて開催される土曜夜市を視察しました。
特に7月23日に開催された子ども夜市では、子どもたちが考えたユニークなアイデアや工夫を凝らしたお店が数多く出店しています。
この夜市を見学することで、子どもが楽しめる内容や新しいアイデアを得られ、それを会議で共有し、企画を具体化していきました」
学園祭でどんな社会貢献を目指している?
「街なか学園祭は、本町商店街や東町商店街の皆様の協力なしには実現できません。地域への感謝を込めて、子どもや家族連れが訪れることで、商店街をより活性化できればと思っています。地域全体の活性化を目指し、意識的に準備を進めています」
来場者へのメッセージ
「飯塚高校では、難関大学を目指す特進コースから、難関資格取得に特化したトータルライセンスコース、製菓や保育などの専門技術を磨くコースまで、多種多様なコースがあります。
そこで学ぶ個性豊かな生徒たちが運営するお店や企画を楽しんでいただけることを願っています。
また、一部の部活動も部活単位で出店しており、グルメからエンターテインメントまで、多彩な内容を揃えています。ぜひご家族やお友達などとご一緒にお出かけいただき、終日お楽しみいただければ幸いです」
「街なか学園祭」の狙い
飯塚高校が大事にする「Global(グローバル)・Local(地域)・Individual(個性)」の3本柱のうち、特に教室ではなかなか学べない「身近な社会と関わりながらコミットする力」をLocalで実践的に学び、体験します。商店街との連携協定を強く感じることも目的とした取り組みです。