街なか学園祭成功に向けた学びの機会|「福大連携授業」を実施

福大連携授業の様子

飯塚高校では2023・2024年度に続き、今年度も福岡大学商学部飛田ゼミ(飛田努準教授)との連携授業(以下、福大連携授業)を実施しています。

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対象はビジネス探究プロジェクト(特進探究実践コース)の1年生とネクスト事業家プロジェクト(トータルライセンスコース)の2年生です。
11月22日(土)に開催される「街なか学園祭」の成功に向けて、ビジネスや経営の視点を取り入れ、生徒たちが主体的に考えて協働する力を養うことを目的としています。

教科書ではなかなか学べない、社会で求められる発想やフレームワークを大学教授やゼミ生たちから直接学べる貴重な機会となっています。

生成AI×アントレプレナーシップでビジネスの基礎を体得

福大連携授業の様子

ビジネス探究プロジェクトの生徒たちは、第1回の授業で「生成AIの使い方とその必要性」や「アントレプレナーシップ」「コレクティブ・ジーニアス」などの基本概念を学び、自ら発想し、仲間とともに創造する姿勢を養いました。

続く第2回の授業では、生成AIを活用した経営シミュレーションに挑戦。街なか学園祭における自分たちの出店目的を明確化し、理念を実現するための経営戦略を考える実践的なワークに取り組みました。

さらに第3回の授業では、経営理念や経営戦略、組織づくりのつながりへの理解を深め、生成AIを活用して皆のアイデアを形にする実践的なグループワークを実施。企画を実行段階へと進める力を育んでいます。自ら決めて、自ら動く姿勢が磨かれています。

利益を生み出す視点を学び、出店企画を具体化

ネクスト事業家プロジェクトの2年生は昨年(1年次)にも対面・オンライン合わせて全9回の連携授業を受けており、今年度はさらに深い学びを得ることとなりました。

直近の第3回の授業では「企業活動の成果を金額で表現する」という視点を学びました。

経営理念やお客様の設定、付加価値の考案、経営戦略の整理、商品価格の設定などを踏まえた経営計画の立案ワークを実施しました。街なか学園祭に向けて、企画をより解像度高く形にしていく内容となっています。

損益分岐点の分析もした上で、「誰に」「何を」「いくらで」「どう売るか」といったビジネスの本質に踏み込む学びが進んでいます。

大学教授とゼミ生が継続的に伴走する環境

福大連携授業の様子

今回の連携授業は、9月から継続して行われてきた取り組みの一環です。飛田准教授とゼミ生の皆さんには、これまでに以下の授業も実施していただきました。

9月1日:全校生徒へ講話(街なか学園祭に向けた基礎となる視点を共有。飛田准教授のみ)

9月8日:ビジネス探究プロジェクト1年生へ授業

9月8日:ネクスト事業家プロジェクト2年生へ授業

9月22日:総合学科1年生へ授業

9月29日:ビジネス探究プロジェクト1年生へ授業

生徒たちが自信を持って街なか学園祭の準備を進められるよう、「構想力 → 計画力 → 実行力」を段階的に育むような形で、継続的なご指導をいただいています。授業を重ねるごとに、自ら考え、仲間と形にしていく力が確実に身についてきています。

これからも本校では、生徒一人ひとりが主体的に学び、地域活動に取り組む機会を広げていきます。学園祭当日の生徒たちの活躍にご期待ください。