初の都大路へ|「男子第78回 全九州高校駅伝競走大会」北九州地区代表に【駅伝部】

飯塚高校駅伝部は11月15日(土)に福岡県嘉麻市で開催された「男子第78回 全九州高校駅伝競走大会」に出場し、チーム新記録となる2時間8分9秒で10位という好成績を収めました。
この結果、県代表校を除く北九州ブロック内で最上位となり、創部36年目にして初の「全国高等学校駅伝競走大会(通称:都大路)」出場が決定しました。
今回の九州大会は、全国大会への出場権がかかる重要なレースでした。選手全員が力を合わせ、長年の目標であった全国大会への切符をつかみました。
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大会結果・概要
「男子第78回 全九州高校駅伝競走大会」

11月15日(土)
12:00スタート
@嘉穂総合運動公園陸上競技場周辺コース
距離 42.195km(7区間)
参加校:24校
飯塚高校の本大会記録:10位 2時間8分9秒(チーム新記録)
顧問が振り返るレース展開

2010年より顧問を務めるOBの佐藤幸之助先生が、レース展開を振り返ります。部員一人ひとりの勇姿とともにご覧ください。
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大歓声の中スタートしました。九州の強豪校24チームが参加する中、1区の松尾翼(3年・副主将)は大集団の中で力を温存し、集団の中で様子を見ながら中間点(5km)を通過。

6km地点の給水を機にレースが動き、集団がバラけると先頭集団についていきながら徐々に差が広がります。しかし、ラスト1kmで第二集団から飛び出してラストスパートをかけ、1人抜いて4位で2区の三明勇斗(3年)へつなぎました。
4位でタスキをもらった三明は、3kmという短い区間を持ち前のスピードで走り、県大会より20秒記録を伸ばして8位で3区の矢野未来翔(2年)へ。

矢野は6人の集団の中で冷静に自分の走りを貫き、順位をひとつ上げて7位で4区の大野晃誠(1年)へ。

大野は前との差を一気に詰めて前へ出る積極的な走りを見せ、抜きつ抜かれつの緊張感ある展開でも上級生に臆することなく順位をキープし、5区の中嶌咲太(2年)へとつなぎました。

中嶌はスピード区間の3kmを一気に駆け抜け、順位をふたつ落としたものの粘りの走りで6区の江川太河(3年・主将)へ。

江川は、一度は引き離すも逆転を許すこととなった県大会での反省を生かし、冷静にスタート。周りの動きに惑わされず、自分のペースを守って大きな失敗なくアンカーの田中優至(3年)へとタスキを託しました。

アンカーの田中は後ろから追い付かれる場面もありましたが、持ち味のラストスパートを発揮するために我慢強く後ろにつき、力を溜めて仲間の待つゴールへ。

大歓声に包まれ、仲間たちの想いを乗せてつないだタスキを握りしめ、ガッツポーズでフィニッシュしました。
学校記録を更新する2時間8分9秒で北九州ブロックの代表権を獲得し、創部36年目にして都大路初出場を決めました。
「全国高等学校駅伝競走大会」について

飯塚高校駅伝部は、以下の日程で次の大会に臨みます。
「男子第76回 全国高等学校駅伝競走大会」
12月21日(日)
12:30スタート(男子)
@たけびしスタジアム京都付設駅伝コース(男子全国高校駅伝コース)
部員たちはこれまでの努力を胸に、全国大会へ初挑戦します。応援よろしくお願いいたします。

