「自分の第一志望」へ進むために|65ブースが集結 進路ガイダンスを開催

進路ガイダンスの様子

飯塚高校は3月10日(火)、飯塚市総合体育館にて、1・2年生を対象とした進路ガイダンスを開催しました。

本ガイダンスは、生徒一人ひとりが将来の進路について具体的に考える機会をつくることを目的に実施されました。当日は県内外の大学・短期大学・専門学校・企業など、合わせて65のブースが設けられました。

国公立大学では九州工業大学、福岡県立大学、私立大学では関西大学、福岡大学など本校が大学連携を行っている大学のほか、本校から多くの進学実績がある立命館アジア太平洋大学や西南学院大学、さらに福岡女子大学など、多くの大学や専門学校、企業が参加しました。

各ブースでは担当者から学校の特色や学びの内容、企業の理念や仕事の魅力などについて直接話を聞くことができ、生徒たちは興味のある分野について積極的に質問しながら理解を深めていました。

生徒が主体的に学ぶ進路ガイダンスへ

進路ガイダンスの様子

今回のガイダンスは、市の体育館に多数のブースを設けて実施する、筑豊地区では珍しい大規模な形式で行われました。

進路指導部長の冨田敦史先生によると、この取り組みの背景には、コロナ禍を経て進路指導のあり方を見直したことがあったといいます。

2025年5月、3年生向けに企業約20社を招いた説明会を実施した際、生徒が企業担当者の話を前のめりに聞き、熱心にメモを取る姿が多数見られました。進学を希望する生徒にとっても、実際に社会で働く人の話を聞くことで「将来、社会に出たときのイメージ」を持つことができ、大きな手応えがあったそうです。

こうした経験を踏まえ、生徒がより主体的に学べる進路ガイダンスを実現したいという思いが教員の間で共有され、学校として今回の大規模なイベントを企画しました。

学校法人嶋田学園が運営する、飯塚高等学校 自動車専攻科、福岡国土建設専門学校のブースも出展しました
学校法人嶋田学園が運営する、飯塚高等学校 自動車専攻科、福岡国土建設専門学校のブースも出展しました

進路の先にある「社会」を考える機会に

進路ガイダンスの様子

また、大学だけでなく企業ブースも設けたのは、進路を「進学」か「就職」かで分けて考えるのではなく、社会とのつながりを意識して将来を考える機会にしてほしいという狙いがあるためです。

進路ガイダンスの様子

大学入試や採用選考では、「大学で何を学ぶか」だけでなく、「その先にどのように社会で活躍したいのか」が問われる場面も増えています。

福岡県立大学のブース

特に総合型選抜や推薦入試の面接では、「なぜその大学に進学したいのか」だけでなく、「大学での学びを通して将来どのように社会に関わっていきたいのか」といった視点まで問われることが少なくありません。

福岡大学ブース

冨田先生は、こうした入試の変化を踏まえ、「大学に行きたい理由だけでなく、その先にどう社会で生きていくのかまで考えているかが問われる時代になっています。高校の段階から社会のことを知り、自分の将来について考える機会を持つことが大切だと感じています」と話します。

関西大学ブース

今回のガイダンスでは、大学の理念や学びの特徴、企業の取り組み、社会で求められる力などを直接聞くことで、生徒が自分の将来を考えるきっかけをつくることを目指しました。

特に2年生については、大学や専門学校のブースに加えて企業ブースの訪問を必須とし、進学を目指す生徒も含めて、早い段階から社会との接点を持つ機会を設けています。

また今回は、保護者の参加も可能としました。福岡市内などで開催される大学などの説明会は交通費や時間の負担がかかる場合もあります。今回、飯塚で実施することで、保護者も子どもと同じ地域で進路について考える機会を持つことができ、多くの保護者にとっても貴重な機会となりました。

事前学習から振り返りまで学びを設計

進路ガイダンスの様子

ガイダンスに参加した生徒には、事前にワークシートが配布され、訪問予定の大学や企業について、理念や学びの内容、求める人物像などを調べて事前学習を行いました。当日は各ブースで説明を聞きながらワークシートに内容を書き込み、ガイダンスで得た気づきや学びを整理しました。

その後、担任と内容を共有しながら、自分の進路について改めて考える機会を設ける予定です。こうした事前学習から事後の振り返りまでを含めた学びの設計も、このガイダンスの特徴の一つです。

飯塚高校では、多様なコースや進路を持つ生徒一人ひとりが「第一志望」に進めるよう、進路指導部だけでなく各コースの教員や部活動の指導者とも連携しながらサポートを行っています。冨田先生は、「生徒一人ひとりが一番行きたいところに進める学校でありたい」と語ります。

今回の進路ガイダンスは、生徒が社会や学びの世界を直接知り、自分の未来について考える大きな一歩となりました。今後も本校では、生徒一人ひとりが「自分の第一志望」に進めるよう、進路支援の取り組みをさらに充実させていきます。