「学園祭効果で地域のつながりが広がっている」(みよしスポーツ 代表取締役 三好 宏輔さん)

みよしスポーツ・三好さん

今年の秋も実施される飯塚高校の街なか学園祭。2024年の開催時にはとても大きな盛り上がりを見せました。学園祭の成功の裏には、支えてくださった多くの方々がいます。そんな心強い支援者の皆様へのインタビューを掲載していきます。

今回登場いただくのは、みよしスポーツ 代表取締役 三好 宏輔さん。「学園祭を通じて商店街とあまり接点のない地域の方々にも、商店街の存在を知ってもらえたのは大きな収穫」と喜びを語ります。

2022年の初開催時からご協力いただき、2024年にはホラー映画上映会会場として、自社の倉庫を提供いただくなど、お世話になりました。三好さんにこの3年を振り返っていただきました。

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「2019年頃のことでしょうか。商店街の委員会に参加されていた嶋田吉朗理事から『飯塚高校が再来年(2022年)に創立60周年を迎えるにあたり、商店街でできることはないか』といったお話を受けたことがありました。

商店街という学校の外でイベントを行えば、親御さんたちも子どもたちの様子を気軽に見にいけるのではないか。そう考えた私は『学校でやっていることを、外でやってみたらどうですか?』とお伝えしました。嶋田常務理事は『面白いですね!』と前向きに受け取ってくださり、それがきっかけかはわかりませんが、具体化していきました。

結果、私を含め商店街の皆さんにとって、想像をはるかに超えた本格的な学園祭が地域を巻き込んで行われているのを感じます。それだけでなく、自分たちの店や商品・サービスを一生懸命アピールし、お客様を呼び込もうとする生徒たちから、私たち大人も良い刺激を受けて、初心に返ることができています。

生徒たちの柔軟な発想力にも感動することが多いです。例を挙げると、生徒たちが自主制作したホラー映画を上映したいということで、弊社は倉庫を貸し出しました。彼らは『裏口の暗い場所からお客様を中に入れ、臨場感を演出する』というユニークな取り組みを思いついて、それを実行に移し、お客様を驚かせていましたね。

また、学園祭を通じて商店街とあまり接点のない地域の方々に、商店街の存在を知ってもらえたのも大きな収穫です。普段は年配の利用者様が多いのですが、学園祭をきっかけに若者世代やその親御さんたちが足を運び、こんなお店があるんだと興味を持ってくれるようになりました。その後も、日常的に商店街を訪れる人が少しずつ増えているのを実感しています。

今秋も学園祭が開催されるということで、お客様を巻き込む体験型のイベントをより多く取り入れてみても面白いかもしれません。ひとつのアイデアですが、商店街のまっすぐな通りを生かして綱引き大会をしてみるなど。生徒たちの発想力と行動力に期待しつつ、今年も楽しみにしています」

「街なか学園祭」特設ページ