【合格者インタビュー】福岡県立大学 人間社会学部 西川愛結さん(特進II類)

福岡県立大学 人間社会学部合格 西川愛結さん(特進II類)

令和6年度 総合型選抜、一般選抜において、飯塚高校では多くの生徒が難関大学・志望大学に合格する目標を達成しました。

今回は、福岡県立大学 人間社会学部に合格した特進II類 3年の西川愛結さんにお話を伺いました。

人間的成長も目指す吹奏楽部に惹かれて入学を決めた

——この度は福岡県立大学合格、おめでとうございます!

ありがとうございます! 

——今回は受験にまつわるお話はもちろん、3年間の学生生活を振り返るお話を伺っていきます。最初に、中学3年の頃、西川さんが飯塚高校を選んだ決め手は何だったのでしょうか。

吹奏楽部の存在です。中学時代に一度、練習を見学したことがあり、そのときに技術・表現を指導するだけでなく、活動を通じて人間的な成長を大切にする部活の姿勢に惹かれました。

もともと吹奏楽部だったこと、ここなら自分も成長できると感じたことから、飯塚高校への進学を決めました。

——最初から吹奏楽部に入る予定があったんですね。では、複数あるコースの中から、特進コースを選んだ理由を教えてください。

当時、高校卒業後の進路については、全く考えられていませんでした。「この職業につきたい」というのも具体的にはなかったです。ただ、進路を決める時期になったとき「幅広い選択肢があるほうがいい」と思い、特進コースを選びました。

——振り返ってみて、「特進コースにして良かった」と感じたエピソードがあれば、具体的に教えてください。

先生方のサポートが手厚いことです。福岡県立大学の入試科目は小論文と英語でした。その対策として国語の先生が小論文の指導をしてくださったことが印象に残っています。

受験前日には「今までよくがんばってきた。本番ではこれまでの積み重ねを出し切るだけだよ」といった、勇気の出る声掛けをしていただくなど、準備期間を含めてとても支えていただきました。

部活で学んだ、他者との温かなコミュニケーション

——きめ細かい指導を受けられるのは、少人数制ならではですね。ここで部活動のお話も聞かせてください。3月の定期演奏会まで、吹奏楽部での活動を振り返って、印象的だったことを教えてください。

顧問の先生が一貫しておっしゃっていた「人とのつながりを大切にすること」です。「ここは相手が目立つパート」「ここは自分が前に出るパート」といった、演奏者同士の協調や譲り合いだけでなく、演奏者とお客さんとの関係も意識することを教わりました。

また、3年生の春から役職に就く機会があり、運営部の副部長として活動しました。部長を挟んで部員とやりとりする役割で、私は自分がリーダーになるよりも、リーダーを支えるポジションが得意なのかもしれないといった自己理解につながりました。

3年間所属していると、いろいろなことが起こります。大会への連続出場記録が途絶えてしまい、それが影響したのか、部員の間でモチベーションの低下や分裂が起きた時期がありました。

悔しい状況でしたが、そこから立て直し、次の大会では結果を残すことができました。この経験を通じて、ひとつの目標に向かって仲間と努力する大切さを改めて学べたと感じています。

——大会という言葉が出てきましたが、吹奏楽部では地域でもさまざまな活動をしていますよね。飯塚高校の教育方針「GLI」の中では「L=Local」に軸足を置いた取り組みが多かったと思います。

そうですね。飯塚高校の吹奏楽部は、定期演奏会や大会・コンクールだけでなく、地域貢献にも注力しています。街なか学園祭や商店街での演奏会、「介護老人保健施設 すみれ園」での慰問演奏など、地域の方々との交流を大切にしていました。大会・コンクールを除くと、月1〜2回は飯塚の街で演奏をしていたと思います。

介護施設での演奏では、お年寄りたちが涙を流しながら聴いてくださる姿が印象的でした。自分の家族ではない方々にも、音楽を通して感動を届けられるという体験は、とても貴重なものでした。また、G=Globalと関連する韓国遠征では、言葉が通じなくても音楽を通じて拍手をいただけたことがうれしく、音楽の持つ力を実感しました。

演奏活動を通じて大切にしていたのは「何を、誰に伝えたいのか」を意識することでした。他校の演奏会を聴きにいって、良い点や「自分たちだったらこうしたい」といった点を分析しながら、自分たちの演奏をより良いものにするための努力を重ねました。

大きな目標を定め、それを達成するための小さな目標を設定し、振り返って改善していくというこの一連のプロセスは、社会に出ても役立つやり方だと感じています。

自分の現在地を客観視し、目標に到達するスキルが身についた

——続いては受験のことを伺っていきますが、志望校を選んだ理由と、そこで学びたいことについて教えてください。

もともとはカウンセリングの仕事に興味がありましたが、先生のアドバイスを受け、自分が本当にやりたいことは何か、時間をかけて見つめ直しました。そこで出会ったのが家庭裁判所調査官という職業です。特に、少年事件を担当する少年係の調査官に関心があります。

具体的な仕事内容は、非行少年や関係者と面会して話を聞き、彼らがなぜそのような行動を取ったのかを分析し、裁判官が適切な指導や処遇を考える際に参考となる報告書を作成することです。あわせて、必要な支援を提案することもあります。

この仕事に就くには、心理学や社会学、法学など幅広い知識が必要で、福岡県立大学はその分野の学びに適していると考えました。また、大学院への内部進学の道もあり、将来を見据えた選択ができる環境だったことも決め手となりました。

——飯塚高校での3年間で獲得し、入試に生きたスキルはありましたか?

「自己管理力」と「自分の現在地を客観視する力」が生きたと思います。中学時代は、目の前のことを楽しむのを優先し、宿題や課題は適当に終わらせていたことがありました。でも、高校に入ると勉強も部活動も主体的に取り組まなければ、置いていかれるなと気づいたんです。

成績や部活動での成績が可視化される環境では、自分が今どの位置にいるのかを把握し、理想の位置とのギャップを知り、ゴールに到達するためには、次に何をすべきかを考えることが重要でした。この経験を通して、計画を立てて行動し、自分を律する力を身につけることができました。

将来の夢がまだ決まっていなくても、やりたいことと出会える場所

——大きな成長を遂げた高校生活でしたね。では最後に、飯塚高校ではどんな3年間を過ごせるのか、また飯塚高校で過ごすことの良さについて、飯塚高校に興味のある中学生の方にメッセージをお願いします。

中学3年生の時点で明確な目標を持っている人は少ないと思います。「高校卒業までやりたいことが決まっていなければ、とりあえず入れる大学に行けばいい」。私も飯塚高校に入るまでは、そんなふうに思っていました。

でも、飯塚高校には、自分の将来を考えながら学べる環境が整っていました。高校に入ってからでも将来を考えながら成長できるのが魅力だと思っています。

私が所属していた特進コースでは、幅広い選択肢を持ちながら学習を進めることができ、GLIという教育方針のもと、Global・Localを行き来できる実践的な学びの場もあります。それぞれの好きや関心、得意を通じて、個性(I=Individual)を磨くことも重要視されています。

勉強だけでなく、部活動や学校行事から、多くの経験を積むことができます。私自身、吹奏楽部の活動を通じてコミュニケーションの大切さを学び、この経験が進路選択にもつながっています。

「自分の可能性を広げる場」として、飯塚高校を選択肢のひとつにしてほしいなと思います。

——素敵なお話をありがとうございました!

今後も合格者インタビューを不定期で掲載していきますので、どうぞお楽しみに。

※記事内容は取材当時(2025年3月15日)のものです。

西川さんが所属していた特進コースは、令和5年度新入生から一新され、「特進アカデミックコース」「特進グローバルコース」「特進探究実践コース」の3コースが新設されています。

2年次以降、希望者は特進コース内でコース移動ができ、より自分に合った学びを深めていける点が特徴です。

いずれのコースも、生徒一人ひとりの主体的・探究的な学び、グローバルな人材育成を重視しています。さらに、各生徒がいきいきとした学校生活を送りながら、目標とする大学へ進学することも目指しています。

▶「特進コース」について詳しくはこちらを参照ください。