英語は得意じゃないけど世界に触れたい! 1年生で叶えたNZ交換留学【特進アカデミックコース・原田佳音里さん】

飯塚高校では、提携する世界5ヶ国・9校との交換留学の機会を提供しています。入学したての1年生にもそのチャンスがあります。さらに、条件を満たせば交換留学にかかる費用は主に往復航空券代のみと、経済的にも安心して挑戦できます。
2025年8月、ニュージーランド(以下、NZ)・ランギオラハイスクールに留学している1年1組(特進アカデミックコース)の原田佳音里さんに、留学生活やそこで得た学びについて伺いました。
原田さんは「英語関連のカリキュラムが充実していること」に魅力を感じて飯塚高校を志望。お姉さんも同校で交換留学を経験しており、その背中を見ていたこともあって挑戦を決意したそうです。
英語に自信がなかった彼女が、異文化のなかで得た気づきと成長とは――。
(本インタビューは留学中に実施しています)
英語は得意ではなかったけど……不安を抱えながらも挑戦

――交換留学をしようと決めた理由を教えてください。
英語力やコミュニケーション能力を伸ばしたかったからです。この経験を将来につなげたいと思い、挑戦しました。
――英語はもともと得意なほうでしたか?
実は得意でも好きでもありませんでした。でも将来必ず役立つ力だと思ったので、「高校でしっかり勉強しよう!」と考えていました。
――「挑戦したい」という気持ちが大きかったんですね。留学が決まったときの気持ちを教えてください。
ワクワクと同時に不安もありました。初めて行くNZでしっかりやっていけるのか、特に自分の英語が通じるのかが心配でした。
ただ、姉の留学経験で家に留学生が来たことがあり、少し話す機会はあったのですが、それ以外に英語を日常的に使う機会はほとんどなく、正直やっていけるかどうかは未知数でした。
牧場のある学校で、英語漬けの濃い日々を
――初めての経験なので、不安はありますよね。いざNZに着いて、驚いたことはありましたか?
ホストファミリーの家のすぐ近くに馬や羊がいてびっくりしました。学校の敷地も広くて、中には牧場まであります。日本とのスケールの違いをいろいろなところで実感しました。
――日本ではなかなか見られない景色ですね。学校生活で日本との違いはありましたか?
食事の時間が2回あったり、下校時間が早かったりします。授業時間は50分×5コマほどで、日本に比べて少ないです。法律やマオリ語など、日本にはない科目があるのも新鮮でした。
――友達はできましたか?
はい。バディの子(ホームステイ先の生徒)が友達を紹介してくれて、一緒にお昼を食べたり、日本のお菓子(グミ)を渡したり、折り紙で鶴を折ったりして仲良くなれました。
――現地で馴染んでいますね。留学中に成長を感じた瞬間を教えてください。
日本にいたときより、英語がすぐ出てくるようになりました。ずっと英語で生活するので、自分から話さないと通じない環境です。だからこそ「文法が違ってもとにかく伝えよう!」という意識が芽生えました。
「伝わった!」経験の積み重ねが、大きな自信に

――留学してよかったと思う瞬間を教えてください。
自分の気持ちを英語で伝えることができた瞬間です。「伝わった!」と実感できて自信につながっています。以前は英語で話すときに少しドキドキしていたのですが、今では落ち着いて話せるようになりました。
――日々英語を話し続けるなかで、成長を感じるエピソードですね。帰国後、どんな自分になっていたいですか?
これまでは挑戦を避けがちでしたが、留学で勇気を持てました。帰国後も積極的にいろんなことに挑戦していきたいです。
――留学に関する飯塚高校のサポートを教えてください。
出発前には現地校やホストファミリーとZoomで話す機会をつくっていただき、不安が和らぎました。留学中も先生方が定期的に連絡をくださり、親身な対応をしてくださるので、安心して生活できています。
――留学に興味のある、未来の後輩たちへメッセージをお願いします。
留学を経験すると、考え方や感じ方が大きく変わります。もし迷っているなら、思いきって挑戦してみてください。
――お話をありがとうございました!

3週間にわたるNZでの生活を通して、「1年生でも挑戦できるんだ!」という驚きと、「自分もやってみたい」という勇気を持つ人もいるはずです。
飯塚高校だからこそ、安心して挑戦できる留学のチャンス。その一歩を踏み出せば、教室だけでは得られない大きな成長が待っています。
※記事内容は取材当時(2025年8月)のものです。
※写真は原田さんよりご提供いただきました。
飯塚高校のグローバル教育について
本校はグローバル教育に力を入れています。
ニュージーランド(ワイヌイオマタ高校、ランギオラハイスクール)のほか、韓国(釜山観光高校)、タイ(IBS)、中国(第十六中学校)、カナダ(ヴィクトリア高校)などに協定校を持ち、短期交換留学などの交流機会を持っています。
そのほか、アメリカ、ベトナムなどの多様な国々からも留学生を受け入れ、グローバル教育に関する幅広い機会を提供しています。
授業を含む日常はもちろん、体育祭や学園祭の海外協定校関連の演目などでも、国際交流を積極的に行い、GLI(※)全体の取り組みを通して、次世代を担う人材育成に努めています。
※Global(グローバル)・Local(地域)・Individual(個性)