地域活動の企画・運営を担う生徒組織「まちLabo」を結成しました

ラジオ収録の様子

飯塚高校では、地域活動の企画・運営を行う生徒組織「まちLabo」を新たに結成しました。全校生徒から集めた有志メンバー22名で構成される組織となります。

本校では、教育目標GLI(Global・Local・Individual)の理念に基づき、地域との関わりを大切にする活動を推進してきました。2022年度より毎年秋に、本校発祥の地である飯塚市の商店街(本町商店街・東町商店街)で開催している「街なか学園祭」がその一例です。

近年、本町商店街・東町商店街をはじめとする地域の皆様から、土曜マルシェの企画・運営への協力依頼をいただくなど、地域とのつながりが一層深まっています。

こうした背景を受け、生徒たちが地域活動に主体的に関わり、企画力や運営力を高めることを目的として、まちLaboを結成する運びとなりました。

組織名「まちLabo」に込めた思い

まちLaboという組織名は組織結成後、生徒たちが検討して決定しました。

「まち」という柔らかく親しみやすい言葉と、「Labo(研究所)」という探究的なイメージを掛け合わせることで、生徒たちが地域を活性化するために考え、創り上げる場にしたいとの願いを込めています。

また、本校には飯塚市をはじめとする多様な地域から生徒が通っており、それぞれの「まち」を活性化する活動の拠点としての意味もあります。

まちLaboの主な活動内容は、以下の通りです。

  • 土曜マルシェの企画及び運営
  • 飯塚高校がメンバーの一員として関わる産学連携のプロジェクト「アーティストレジデンス」(商店街にアーティストが滞在し、地域の魅力を発信する町おこしプロジェクト)への参加
  • ジュニアアチーブメントとSAPジャパンの共同企画「Social i camp」への参加

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これらの活動を通じて、生徒たちはイベントの企画・運営ノウハウを学び、将来的には街なか学園祭などのイベントでもリーダーシップを発揮できる人材へと成長することを目指しています。

まちLaboの直近の活動を紹介

ラジオ収録の様子
ラジオ収録の様子

まちLaboの活動はすでに始まっています。5月23日(金)にはまちLaboのメンバーが、飯塚市商店街の皆さんが運営するラジオ番組「スキマニラジオ」のゲストとして収録に参加してきました。

スキマニラジオは「人々の輪が広がっていくような面白いことをしたい」という思いから、2025年4月より始まった、誰もが出演できる「超視聴者参加型番組」です。地域の著名人や起業家などがゲストとして参加し、飯塚市の魅力をさまざまな切り口から発信しています。

毎週木曜日21時からYouTubeにて配信されており、第7回には本校の嶋田吉朗 常務理事/校長補佐もゲスト出演しました。本校の教育目標や本校と地域との関係性、取り組みなどをはじめとしたテーマでお話ししています。まちLaboメンバー出演回については、追ってご案内します。

さらに、7月19日(土)に開催予定の土曜マルシェの企画・運営も始まりました。今回のマルシェでは、本校ダンス部・バトン部の出演が決定し、イベントをより一層盛り上げる予定です。

まちLaboの活動に関して、今後の展開についても随時ご報告します。