模擬国連大会参加に向けて西南大学院など校外見学を実施

模擬国連大会参加に向けて西南大学院など校外見学

飯塚高校では7月、全国高等教育模擬国連大会(以下、模擬国連大会)への参加を控えた生徒たちを対象に、模擬国連の現場を体感するための校外見学を2日間にわたって実施しました。

今回の見学は「模擬国連大会とは何か」をより深く理解し、実際の議論の雰囲気や運営方法を体験することで、本大会への準備をより実りあるものにすることを目的としています。

模擬国連大会では、会議ごとに議題が設定され、その内容として人権や軍縮、経済、環境、紛争など、多岐にわたる国際問題が取り上げられます。国益を背負った各国大使という立場から、事前につくった政策を軸に議論や交渉、スピーチなどを行う2日間に及ぶ大会です。

本校では模擬国連大会を【国際社会への高度な理解とともに、協働性、主体的な課題解決能力を育むことを目的とする活動】と捉え、参加を計画してきました。2024年も模擬国連大会に参加しています。

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西南大学院 模擬国連サークルの見学

7月23日(火)、西南大学院の学生による模擬国連サークルを訪問。模擬国連初心者の生徒たちに向けて「模擬国連とは何か」といったテーマでプレゼンを用意していただきました。そのほか、本番に向けてのアドバイスをいただいたり、質疑応答の時間を設けていただいたりと、生徒たちにとって大きな学びを得られる場となりました。

全国模擬国連協会九州支部前期会議の見学

7月12日(金)、北九州市立大学にて、模擬国連協会の本格的な議論の様子を間近で見学し、会議の進行や各国大使としての振る舞いなどを実際に目にすることができました。

どちらの見学でも、実際の模擬国連ならではの空気感や、準備・進行の工夫、議論の深さに触れることができ、生徒たちにとって非常に有意義な学びの機会となりました。

参加生徒の声

参加した生徒2名の感想をご紹介します。

「北九州市立大学での模擬国連見学では、全体の流れと雰囲気を感じることができました。
西南大学院では初歩的なところから丁寧に説明していただき、模擬国連の全体的な内容から自国の立場をより知ることができました。
今回の模擬国連の大会では、AI兵器の全面禁止と人間が関わるということを前提に、安全対策や国際協力を強化する方針で他国と協力しながら進めていきたいです!」(1年、Hさん)

「北九州市立大学では大学生の模擬国連を見学しました。自分が想像していたよりも、発言の機会が多かったり、積極的に発言したりするところを見て、模擬国連の雰囲気を掴むことができました。
西南大学院では、大学生の方から大学の模擬国連と高校の模擬国連の違いをスライドを使ってわかりやすく説明していただきました。模擬国連を通して国際問題への理解を深め、自分たちの意見をしっかり伝え、他国の立場にも耳を傾け、協力的な姿勢で議論に臨みたいと思います」(1年、Iさん)

今後も飯塚高校では、生徒たちの国際的視野を広げ、主体的に学ぶ力を育む教育活動を積極的に展開していきます。