タイの協定校「IBS」とオンライン交流を実施——国際的なつながりを深める

飯塚高校では、8月25日(1年生)、9月2日(2年生)、9月3日(3年生)の3日間にわたり、IE(インテグレーテッド・イングリッシュ)の授業の一環として、タイの協定校IBS(Interkids Bilingual School)とのオンライン交流を実施しました。
昨年に続き交流を実施し、今回は学年ごとに行われ、生徒たちは日常の話題から将来の夢まで幅広いテーマで英語によるコミュニケーションに挑戦しました。
1年生:初めての挑戦に大きな発見

1年生にとっては初めてのオンライン交流でしたが、積極的に会話に挑む姿が見られました。
「タイの生徒の英語がとても上手で驚いた」
「自分が答えたときに反応してくれてうれしかった」
「英語が上手く話せなくても、簡単な言葉やジェスチャー、表情で想いが伝わると分かった」

また、日本語を覚えて話してくれるタイの生徒に親しみを感じたり、制服や教室の違いに文化的な発見をしたりと、多彩な学びがありました。
2年生:積極性と粘り強さが見られた

「2年生は昨年の経験を踏まえ、より積極的に自分の考えを伝えようとする姿が印象的でした」と振り返るのは英語の笹栗麻由先生です。事前に用意した10個の質問をもとに、スムーズにやりとりを進めることができました。
「相手の質問に答えることができ、自信につながった」
「聞き取るのは難しかったが、自分の質問を理解してもらえてうれしかった」
流暢な英語を話すタイの生徒に対しても諦めずについていこうとする粘り強さが見られ、大きな成長を実感できる交流となりました。
3年生:英語の楽しさ実感と異文化理解
3年生の交流では、これまでの経験を生かしながらも新たな発見がありました。

3年2組の岸川夢羽さんは「最初は訛りや発音の違いに不安を感じたが、会話を続けるうちに自然と英語で話せるようになった。タイの生徒がたくさん質問してくれていい経験になった」と話し、英語の楽しさを改めて実感しました。

また、3年2組の何其楽さんは「緊張していたが、すぐに打ち解けられた。好きなおやつや学校の食べ物について盛り上がり、タイの生徒がマジックショーまで披露してくれて教室中が笑いに包まれた」と振り返り、「言葉や文化の壁を越えて心を通わせることの素晴らしさを実感した」と語りました。
今後の予定

11月には2回目となるIBSとのオンライン交流が予定されています。さらに本校では、タイ以外の協定校とも順次オンライン交流を行っていく計画です。
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英語を使ったリアルなコミュニケーションの場は、生徒たちに「自分の英語が通じる喜び」と「伝える難しさ」の両方を経験させ、学びをより深めるきっかけとなっています。今後も国際交流を通じて、生徒一人ひとりの可能性を広げていきます。