【産学官連携 商店街アーティストレジデンスプロジェクト#4】大黒貴之さんとオリジナルキーホルダーを製作

飯塚高校がメンバーの一員として関わる産学連携のプロジェクト「アーティストレジデンス」でプロジェクト第四弾が9月11日(木)に実施されました。

アーティストレジデンスは、2022年から飯塚市商店街で「街なか学園祭」を開催する本校、飯塚市シルバー人材センター「とまり木」などが、商店街活性化のために企画した産学連携プロジェクトです。東京藝術大学関係者の支援を得て、飯塚商店街や中心市街地に縁のある企業も参加し、動き始めました。
数ヶ月ごとに招かれる新進気鋭のアーティストが約1ヶ月滞在し、飯塚市商店街をアートで活性化させるプロジェクトは、インバウンドなど地域活性化の効果も期待されています。
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今回のアーティストは、彫刻家の大黒貴之さん。現在は飯塚市の木に制定されているクスノキを素材にしたアート制作に取り組んでいます。生徒7名が大黒さんの指導を受けながら、オリジナルキーホルダーづくりに挑戦しました。
大黒さんは、直径50cm・高さ250cmという巨大なクスノキを使うアートに挑む前の準備として、5分の1スケールの模型(マケット)を制作。
頭の中のスケッチを立体に起こすことで空間をより正確に捉え、実物に取り組む際の重要な指針にしていることを、生徒たちに説明してくれました。

今回のプログラムでは、漆を塗り重ねて文様を彫り出す伝統技法「堆朱(ついしゅ)」とクスノキを用いて、オリジナルのキーホルダーを制作しました。

普段は触れる機会の少ない木工用の道具を使いながら、発想をかたちにする喜びを体験しました。
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今後も産学官連携による商店街アーティストレジデンスの取り組みや展開について、随時ご報告していきます。