第3回慶應義塾大学・九州大学連携授業「九大キャンパスツアー」を実施

飯塚高校では2025年10月1日(水)、特進アカデミックコース1・2年生を対象に、第3回慶應義塾大学・九州大学連携授業「九大キャンパスツアー」を実施しました。
同連携授業は、2024年度に引き続き、難関大学の教授から直接学ぶ貴重な機会として実施されています。
今年度は、これまでご指導いただいていた本校アカデミックアドバイザーで、九州大学の武田秀太郎先生が慶應義塾大学に転籍されたことに伴い、九州大学と慶應義塾大学の両大学と連携して授業を行っていきます。
九州大学 伊都キャンパスへ

本授業は、生徒が九州大学 伊都キャンパスを訪れ、学習環境を直接体感するとともに、大学で行われている研究活動について理解を深め、進路意識を高めることを目的としています。
ご案内いただいたのは、九州大学後期博士課程に所属し、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科でも研究を行っておられる篠原宣道先生です。

午前中は中央図書館や研究室を見学し、午後は研究ワークショップを実施しました。生徒一人ひとりが自身の研究テーマについてブラッシュアップする取り組みを行い、大学での研究活動の具体的なあり方を学ぶことができました。

昼食は学内食堂で取り、大学の雰囲気をより身近に感じることができました。
卒業生による講話も

今回は特別に、当初の計画にはなかった卒業生講話の時間も設けることができました。
2022年度の卒業生で、2025年4月に九州大学 理学部 数学科へ3年次編入した宮下智広さんが合流し、これまで自身が取り組んできた研究の進め方やアプローチについて具体的にお話しくださいました。
研究テーマの設定方法や課題への向き合い方など実体験に基づいたお話は、生徒たちにとって今後の探究活動を進めるうえで大変参考となり、進路を考える上でも貴重な機会となりました。
【関連記事】【合格者インタビュー】九州大学 理学部 数学科(3年次編入)宮下智広さん(特進I類)
生徒代表の挨拶

見学を終えた後、生徒代表からお世話になった篠原先生へ感謝の言葉が述べられました。
「このたびは九州大学を見学させていただき、誠にありがとうございました。篠原先生の分かりやすいご指導のおかげで、大学の学びや今後のサイエンスキャッスルの活動についても詳しく知ることができ、大変勉強になりました。
九州大学は環境が良く、学食の食事も大変おいしく、素晴らしい場所だと感じました。これからもサイエンスキャッスルの活動などでお世話になると思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」
今回のキャンパスツアーを通して、生徒たちは大学での学びに触れることで視野を広げ、進路への関心を一層高めることができました。
今後も本校は、生徒の探究心や進学意識を育むための取り組みを積極的に進めてまいります。