ここに行きたい」を言葉にする力を、2年生から|進路講演会を開催

飯塚高校は3月16日(月)、2年生(新3年生)を対象に、志望理由書作成に向けた進路講演会を実施しました。
本講演会は、近年、進学・就職を問わず「なぜその進路を選ぶのか」を説明する力が求められる中で、重要性が高まっている志望理由書への対策を早期から行い、生徒一人ひとりの進路実現につなげることを目的として開催されたものです。

当日は、株式会社マイナビが提供する「志望理由の組み立て方」を活用し、志望理由書の考え方や作成のステップについて講義が行われました。生徒たちは自分の長所・短所や興味関心を整理しながら、「なぜこの大学・専門学校・企業を志望するのか」を論理的に言語化する方法について理解を深めました。
今回の講演会は、4月からの本格的な取り組みに先立ち実施されたものです。4月以降、冊子のQRコードからアクセスできる映像学習で自主的に予習を進め、4〜6月にかけての集中プログラムに備えます。
重要性が高まる志望理由書、対策を前倒しへ

飯塚高校では、2025年度より志望理由書作成の取り組みを大きく見直し、従来よりも早い段階での指導を開始しました。
昨年度まで、3年生向けのプログラムでは小論文の書き方に取り組んでいました。しかし、入試において志望理由書の重要性が年々高まっていることを受け、より早期に志望理由書へ集中的に取り組む方針へと切り替えました。
これまで入試対策は3年生の夏頃から始めるケースもありましたが、志望理由書の完成度が合否に大きく影響する場面が増えている現在、早期着手の意義はさらに大きくなっています。
進路指導部長の冨田敦史先生は、「志望理由書は書類選考の段階で大きな比重を占めています。ここを早く正確に仕上げることで、次の段階となる小論文や面接などに十分な時間をかけることができます」と話します。
こうした背景から、本校では志望理由書対策を2年生の1月〜3月に前倒しし、約1年かけて進路準備を進める体制を整えました。
「行きたい理由」を自分の言葉で語れるように

志望理由書で特に求められるのは、「なぜその進路を選ぶのか」を論理的に説明する力です。
例えば大学進学の場合、「なぜその大学・その学部でなければならないのか」を明確に示す必要があります。さらに、大学のアドミッション・ポリシー(求める学生像)と自分の適性や強みを結びつけて説明することが重要とされています。
こうした高度な内容を限られた時間で仕上げるためにも、冨田先生は効率的なアプローチの重要性を強調します。「求められるレベルは年々上がっています。時間をかけすぎるのではなく、ポイントを押さえて早く書き上げる力が必要です」と話します。
今回の講演会では、自分の興味や価値観を整理することから始め、志望先を選ぶ理由を段階的に組み立てていくプロセスが紹介されました。生徒たちは自分の内面と志望先の両方を見つめ、思考しながら言葉にしていくきっかけを得ました。
多角的なサポートで、一人ひとりの志望理由を磨く

飯塚高校の進路指導の特徴のひとつが、複数の教員による添削・指導体制です。
志望理由書は、担任教員による確認に加え、国語科や社会科など教科の専門性を生かした視点、さらに進路指導部による総合的な観点からチェックが行われます。進路に応じてさらに専門的なサポートも加わり、例えば製菓コースの生徒が専門学校への進学を目指す場合には、製菓コースの教員も指導にあたります。
こうした多角的なサポートにより、生徒一人ひとりの志望理由をより具体的かつ説得力のある内容へとブラッシュアップしていきます。
4月以降は、全3回構成の集中プログラムを設け、6月までに志望理由書を書き上げていきます。
生徒の進路は多岐にわたり、大学進学から専門学校、就職まで幅広く対応しています。求人数は約5,000件にのぼり、西日本シティ銀行、日本郵便、JR九州など大手企業への就職実績も有しています。
冨田先生は、「本校はどの進路にも対応できる学校です。一人ひとりが一番行きたいところに進めるよう、これからもサポートしていきたい」と語ります。
今回の進路講演会は、生徒が自らの将来を主体的に考え、具体的な行動へとつなげていくための第一歩となりました。今後も本校では、生徒一人ひとりが「自分の第一志望」に進めるよう、進路支援の取り組みをさらに充実させていきます。

