規格外野菜で飯塚市商店街の活性化を目指す【生徒会 Social iCamp】
飯塚高校 生徒会 Social iCamp係の生徒たちは、飯塚市の規格外野菜の廃棄量を減らしながら商店街の活性化を目指す取り組みを進めています。
活動内容についてさらに具体化するため、12月13日(金)、公益財団法人ジュニア・アチーブメント日本およびSAPジャパン株式会社のサポートを受けてワークショップを行いました。
このワークショップでは、SAPジャパンから「デザインシンキング(※)」の手法を学びながら、オンラインで活発な議論を展開し、3つのアイデアが生まれました。
1)規格外野菜を活用したアート教室の開催
飯塚市に協力を依頼し、地域の小学校で規格外野菜を使ったアート教室を実施する。
2)商店街での規格外野菜の販売
商店街のお店に協力してもらい、規格外野菜を販売する。
3)規格外野菜のPR動画の制作
規格外野菜について多くの人に知ってもらうため、PR動画を制作する。
今後、春休み中に実施できる具体的な活動を生徒たちと一緒に決定していきます。このプロジェクトを通じて、生徒たちは地域課題の解決に向けたアイデアを形にしながら、実践的な学びを深めています。
これからのSocial iCampの活動にご注目いただけるとうれしいです。
※デザインシンキングは、ビジネス向けソフトウェアの開発・販売を行うSAPジャパンが顧客中心のイノベーションを推進するための重要な手法であり、顧客のニーズを深く理解し、創造的な解決策を提供するために活用されています。
Social iCampの活動について
生徒会はジュニア・アチーブメント(※)とSAPジャパンの支援を得た「Social iCamp」のプログラムに参加しながら、フードロス問題に取り組み、これまでもカカオの殻を活用したカカオティーのプロデュースや販売を行ってきました。
2024年3月には、飯塚本町商店街内シルバー人材センターにて、JA嘉穂様から提供いただいた規格外野菜(トマト・ブロッコリー)を使ったトマトスープの販売イベントを行いました。
当日は、生徒会Social iCamp係の生徒や希望者、地域の小学生とその保護者が協力してスープを手作りし、1杯300円で販売。多くの方々にご来場いただき、温かいトマトスープを楽しんでいただきました。
さらに2024年8月には同シルバー人材センターのご協力のもと、アスパラの根の部分を活用したアスパラスープの調理・販売も行いました。
【関連記事】飯塚本町商店街にて3月16日、規格外野菜で作るトマトスープを販売
※飯塚高校は2023年4月25日、ジュニア・アチーブメント日本と、全国の高校で初めての連携協定を締結しています。
飯塚高校が大事にする「Global(グローバル)・Local(地域)・Individual(個性)」の3本柱のうち、特に教室ではなかなか学べない「身近な社会と関わりながらコミットする力」をLocalで実践的に学び、体験します。
飯塚市のフードロス問題の解決に取り組むと同時に、商店街の活性化を行うこと、SDGs活動における11.12.17の目標達成、前述のGLIのうち「L」と「I」に大きく貢献することを目的としています。