製菓コースが常設店「プチフル」に巨大オブジェを設置
飯塚高校製菓コースは毎年恒例の「巨大オブジェ」を制作し、飯塚市・本町商店街近くにある製菓コースの常設ショップ「プチフル」に3月6日より展示しています。
作品名は「GLI〜つながりを大切に〜」(※)で高さ116cm、横幅80cm、重さ20kgにも及びます。
オブジェの制作・展示は、2年生が日頃学んでいる基本技術を形にし、発表するための取り組みで、製菓コース1期生から続いてきました。今年で通算18回目になります。
授業や放課後の時間を使って、製菓コース18期生となる2年生18名が、数ヶ月に渡って制作に励んできた作品で、展示期間は約1年となります。
飯塚高校が学園祭や「飯福商店商い場」などでお世話になっている地域の方々や保護者の方々、卒業生の方々などに見ていただきたい、との思いもこめています。
プチフルにご来店の際、お近くを通りがかりの際、生徒たちの作品を鑑賞いただけましたら幸いです。
今回、製菓コースの生徒たちから、本オブジェの制作に関してコメントが届きました。
※GLIとは、飯塚高校が大事にする「Global(グローバル)・Local(地域)・Individual(個性)」の3本柱のこと
製菓コース生徒からのコメント
「オブジェの制作で難しかったことは、マジパン(砂糖とアーモンドを2:1の割合で混ぜ合わせたペースト)で人や物を作ることです。
僕は手先があまり器用ではなく、あまりうまくはできませんでしたが、がんばって上に乗った青い鳥を作りました。
クラスのみんなで協力してひとつの作品と向き合うことは、とてもやりがいがあって、クラスの仲もより深まったと感じています。
オブジェ作りを成功させるには、周りの人と話し合いながら、みんなが納得した上で進めることが大事だと気づきました」(Aさん)
「巨大オブジェ制作で苦労したことは、側面のアイシングの絞りです。幅が広いため、細かいアイシングをすると時間がかかり大変でしたが、徐々に全体が豪華に可愛く仕上がってきて感動しました。
この作品でとくに注目してほしいところは、それぞれの段に飾っているマジパンたちと、飯塚高校のロゴであるGLIです。
マジパンはほとんどの生徒が初めて触りましたが、髪の毛や手など細かいところまで丁寧に作ることができました。
飯塚高校のロゴをテーマにしているので、大きく分かりやすいように意識して飾りました。巨大オブジェはその年によって、テーマに沿って変わります。私たちが作った今年のオブジェをプチフルに見に来てください!」(Iさん)
飯塚高校製菓コース 直近の活動
3月30日(土)、自衛隊飯塚駐屯地様の「飯塚駐屯地創立57周年及び第2高射特科団創隊50周年記念行事」において、コラボスイーツを販売します(限定300食)。
生徒たちが考案したスイーツを自衛隊の方に作っていただきます。販売時間は12:00〜14:30の予定です。
詳しくはこちらから。
このほか、製菓コースの活動は文末のSNSリンクからご確認いただけます。
飯塚高校製菓コースについて
本校のある筑豊エリアは、全国的に有名なお菓子の発祥地です。江戸時代に旧長崎街道沿いに伝わった南蛮菓子、石炭産業の隆盛と共に開発されていった数々の銘菓で知られます。
製菓コースでは、その伝統技法や知識の継承と若い感性による新しい菓子文化の創造を踏まえ、和洋の製菓実習や理論、衛生学なども学びます。
3年生を中心に、企業または個人経営の菓子店にご協力いただく形での校外実習の機会も設けています。
職業や勤労についての知識・理解を認識し、菓子に関する見方や考え方、働く意義など、生徒自身が進路選択の一環として行っています。
菓子作りに夢や憧れを持つ人、将来のパティシエを目指す人にふさわしい専門コースです。