【合格者インタビュー】立命館アジア太平洋大学 国際経営学部 大熊敦地さん(特進I類)

令和6年度 総合型選抜において、飯塚高校では立命館アジア太平洋大学(APU)1名を筆頭に、多くの生徒が難関大学・志望大学に合格する目標を達成しました。
今回は、立命館アジア太平洋大学(以下、APU) 国際経営学部 国際経営学科に合格した特進I類 3年の大熊敦地さんにお話を伺いました。
学業と生徒会の両立。生徒会長としてリーダーシップを発揮した日々
——この度はAPU合格、おめでとうございます!
ありがとうございます!
——今回は受験にまつわるお話はもちろん、3年間の学生生活を振り返るお話を伺っていきます。まず、大熊さんは生徒会長という責任ある役職を務めながら、学業に打ち込んできました。まずは、生徒会活動で注力してきたことを振り返って教えてください。
生徒会長立候補時に「みんなが今まで以上に安心して、楽しく学校生活を送れる環境をつくる」という公約を掲げました。それを実現するため、2年生で生徒会長になってからは「学校全体の雰囲気を良くし、誰もが過ごしやすい学校にすること」を目標として設定し、行動に落とし込みました。
学内向けの活動としては、生徒から特に要望の多かった校則の見直しについて、髪型に関するアンケートを実施し、次期生徒会に引き継ぐためのデータを集めました。任期中に大きな変更までは実現できませんでしたが、生徒の意見を反映する仕組みをつくることができた手応えはありました。
学外向けの活動としては、規格外野菜を活用した販売プロジェクトに最も力を入れました。この活動は、地元農家の方々が抱える廃棄問題を解決し、商店街を活性化させることを目的としたもので、2年生の頃からリーダーとして携わってきました。
商店街の空き店舗を活用し、規格外野菜を使った新商品を販売することで、食品ロス削減と地域の活気づくりの両方を実現できたことは、大きな達成感につながりました。販売イベントでは、多くの地域の方々と交流することができ、新たなつながりも生まれました。
リーダーという立場として、メンバーの強みを生かした役割分担を意識し、意見を否定せずに受け入れる姿勢を大切にしてきました。自分が率先して行動することで、周りにも良い影響を与えられるのだと実感した日々でした。
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主体的な在り方と先生たちの熱いサポートでつかんだ大本命合格
——生徒会長としてメンバーのマネジメントもしながら、一プレイヤーとしても学内外でさまざまな挑戦をしてきたことが伝わります。続いては受験のことを伺っていきますが、APUに合格した理由はなんだと思いますか?
大きくふたつあると考えています。ひとつ目は、1年生の冬頃からAPUを志望していたことです。
当時APUの学生さんと話す機会があり、世界168の国・地域から学生が集まる多文化な環境で異なる価値観に触れていると、授業に限らずAPUでの生活すべてが成長の機会になっているんだ、といったことを聞いて魅力に感じ、自分もその環境に飛び込みたいと強く思いました。
高校生活の早い段階から目標を定めたことで、集中的・長期的に対策することができました。進路を明確にして、必要な準備を計画的に進められたことが、合格の大きな理由だと思います。
ふたつ目は、勉強以外の日常生活を大切にしたことです。普段から先生方や周囲との関係を大事にし、積極的にコミュニケーションをとってきたことで、受験期には多くの先生方に協力していただくことができました。
日頃の学習面でのサポートだけでなく、一次試験の志望理由書やエッセイの添削、二次試験の面接の練習など、さまざまな場面で支えていただきました。先生方はお忙しいと思うのですが、どの先生も快く応じてくださったことに感謝しています。
——大熊さんの一貫した主体的な姿勢を見て、先生方も「応援したい」と思われたのでしょうね。APUの受験対策として、意識的に取り組んだことがあれば教えてください。
APUのオープンキャンパスに行った際、「主体性のある人材を求めている」という話を聞きました。そこで、APUが主催するイベントにも積極的に参加し、周りの学生たちと積極的にコミュニケーションを取るなど、自ら考えて動くことを意識しました。
学校生活や日常生活においても、APUが求める人材像に近づくことを目指して過ごしてきました。主体的な在り方については、担任の髙田勲先生が大事にしているマインドで、私自身もそう在りたいと思って日頃から意識するうちに、今では主体的に考えて動くことが無意識の習慣になっていると感じています。
「兄の“飯塚は学習環境が整っている”は本当でした」
——続いては、3年前に飯塚高校を選んだ理由と、実際に入学して感じた学習環境の魅力について教えてください。
私には飯塚高校出身の兄がいます。兄から「学習環境が充実している」と聞いて、自分もそんな学校で学びたいと思い、飯塚高校を第一志望として進学しました。
長期休暇中の課題提供や資格試験前の対策実施など、手厚くきめこまやかなサポートが整っていて、入学して良かったなと感じたのを覚えています。また、先生方が熱心な指導をしてくれるのも特徴的でした。自分から何か質問すると、真剣に向き合ってもらえる環境があります。
——自分から動く生徒にとって、とても良い環境が整っているということですね。その中で、苦手な科目を克服するために受けたアドバイスがあれば教えてください。
1年生の頃、英語の中でも、特に英作文が苦手だったんです。英検取得を目指していたので、上達しなければ……と課題に感じていました。
そこで、当時の担任だった英語科の先生(退職済)に、どうすれば英作文ができるようになるか質問したところ、「難しい文章を書こうとしなくていい。簡単な文法と単語で、ミスの少ない文章を書くことが大切」とアドバイスをいただきました。
その助言をもとに練習し続けていると、英作文がだんだん得意になっていき、今では一番の強みともいえる分野になっています。
——素晴らしいエピソードですね。では最後に、飯塚高校ではどんな3年間を過ごせるのか、また飯塚高校で過ごすことの良さについて、飯塚高校に興味のある中学生の方にメッセージをお願いします。
目標を持って、必要なときに先生方の力を借りながら、主体的に行動していく人にとって、飯塚高校は最高な環境だと思います。自分のやりたいことを実現できる場所です。
私は学習面だけでなく、生徒会活動や街なか学園祭などのローカルに根差した活動からも、主体性やリーダーシップ、発信力などを実践的に学ぶことができました。
飯塚高校での3年で得たことを、大学生活や将来の職業に生かしていきたいと思っています。自分の可能性を広げたいと思う方には、飯塚高校を心からおすすめします。
——素敵なお話をありがとうございました!
今後も合格者インタビューを不定期で掲載していきますので、どうぞお楽しみに。
大熊さんが所属していた特進コースは、令和5年度新入生から一新され、「特進アカデミックコース」「特進グローバルコース」「特進探究実践コース」の3コースが新設されています。
2年次以降、希望者は特進コース内でコース移動ができ、より自分に合った学びを深めていける点が特徴です。
いずれのコースも、生徒一人ひとりの主体的・探究的な学び、グローバルな人材育成を重視しています。さらに、各生徒がいきいきとした学校生活を送りながら、目標とする大学へ進学することも目指しています。
「特進コース」について詳しくはこちらを参照ください。