周囲ではなく、自分に集中。インターハイ800m決勝でつかんだ手応え|【駅伝部・中嶌咲太選手】

駅伝部・中嶌咲太選手

2026年夏のインターハイに男子1500mと800mの2種目で出場し、800mでは予選第3組を1着で通過して決勝進出を果たした、飯塚高校駅伝部の中嶌咲太選手(3年)。全国の舞台で見つけた自身の強みと課題、次に目指す都大路への思いを聞きました。

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全国で、自分の力を試したい

予選

――1500mと800mの2種目でインターハイ出場を決めました。全国では、どのような目標を掲げていましたか。

全国大会への出場が決まったことは、素直にうれしかったです。同時に、全国の舞台で自分の力がどこまで通用するのか試してみたいという気持ちも強くありました。

ただ出場するだけではなく、自分の力を出し切り、少しでも上の順位を目指したいと考えていました。具体的には、1500mと800mの両方で決勝に進出することを目標にしていました。

――中学時代にも全国大会を経験しています。当時と比べて、今回はどのような気持ちで臨めましたか。

中学生のときは、足に力が入らないくらい緊張していました。周囲にいる速い選手たちばかりを見てしまっていたんです。

今回はその経験があったので、周囲を意識しすぎず、自分自身に集中することを心がけました。全国の強い選手たちと戦うことに変わりはありませんが、自分の力を出すことへ気持ちを向けられたと思います。

1500mの悔しさを切り替え、800m決勝へ

800m予選

――1500mを終え、次の800mに向けて意識したことを教えてください。

1500mは、自分が思い描いていたようなレースにはなりませんでした。それでも、終わってからすぐに800mへ意識を切り替えられたことはよかったと思います。

800mでは、最初の1周で力んでしまうと、後半にスピードを上げられず、最後まで力を発揮できません。そのため、最初の1周は自分のペースで落ち着いて入り、ラスト300mから持ち味であるラストスパートを出すことを意識しました。

最後まで動きを崩さず、自分らしいレースをすることを考えていました。

――800m予選では、持ち味のラストスパートを発揮して組1着。決勝進出を決めたときは、どのような気持ちでしたか。

全国大会の決勝で戦えることが素直にうれしく、プレッシャーや緊張よりも、楽しみの方が大きかったです。

中学生の頃は全国大会で周囲を意識しすぎていましたが、今回は自分のレースに集中できました。その違いも、決勝進出につながったと思います。

全国で得た経験を、仲間と目指す都大路へ

インターハイでの走り

――決勝は優勝・準優勝選手も走るハイレベルな組でした。全国トップの選手たちと競い、どのような手応えや課題を感じましたか。

全国の舞台でも、自分から積極的にラストスパートを仕掛けることができました。自分の持ち味には、全国でも通用する部分があると感じられたことは、大きな手応えです。

一方で、全国トップレベルの選手たちと比べると、レースの組み立て方や最後の勝負強さには、まだ足りない部分があると感じました。

全国の決勝を実際に走ったからこそ、自分の強みと、これから伸ばさなければならない部分の両方が見えました。

――インターハイで得た経験を、これから始まる駅伝シーズンへどう生かしていきたいですか。

インターハイで感じたことや悔しさを忘れず、これから始まる駅伝シーズンへ生かしていきたいです。

現在の目標は、チーム一丸となって県駅伝で優勝し、全国高校駅伝の舞台である都大路に出場することです。そのためにも、一日一日の練習を大切にしていきたいと思っています。

――最後に、飯塚高校への進学を考えている中学生へ、駅伝部の魅力を伝えてください。

飯塚高校駅伝部には、陸上競技に本気で取り組める環境があります。仲間と高い目標を持ち、一致団結して頑張ることができます。

部員同士の上下関係があまりなく、楽しく練習できることも魅力です。一方で、日頃の生活と練習のメリハリはしっかりしています。ただ走るだけではなく、人間性も鍛えられる部だと思います。

中学生の皆さんにも、「ここで頑張りたい」と少しでも思ってもらえたらうれしいです。飯塚高校駅伝部で、一緒に全国を目指しましょう。

——素敵なお話をありがとうございました。

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※記事内容は取材当時(2026年8月)のものです。