APU教員向けキャンパス見学会に参加。卒業生・大熊敦地さんへのインタビューも実施

飯塚高校は6月中旬、立命館アジア太平洋大学(以下、APU)の教員向けキャンパス見学会に参加しました。参加者は本校の進路指導部長である冨田敦史先生、留学生担当の大浦さとみ先生です。
2025年に開学25周年を迎えたAPUは、2023年より「アジア太平洋学部」「国際経営学部」「サステイナビリティ観光学部」の3学部体制へと移行し、よりグローバルで多様な学びの環境を提供しています。
APUは全学生に占める国際学生(※)の割合が約50%で、教員も2人に1人が外国籍。キャンパスの公用語は英語と日本語で、常に世界を感じながら生活できる環境が特徴です。
※APUにおいて、在留資格が「留学」である学生をこう呼んでいます
英国の高等教育専門誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)』が発表した「日本大学ランキング 2025」(2025年4月3日公開)において、APUは前回(2023年)に続き日本全国の私立大学で第4位にランクインしました(対象大学は257)。
また、西日本の私立大学としては7年連続で第1位を獲得し、高い評価を受けています。総合順位は前回同様、第22位という結果でした。
「APUは国際的な教育環境が国内外で注目を集め、関東圏や関西圏からも多くの学生が入学を希望する、全国的にも知名度の高い大学です。今回参加した先生方も多くが九州以外の関東圏、関西圏からいらっしゃっていました」(冨田先生)
今回の見学では、世界110カ国・地域(2025年5月時点)から約3,000人の国際学生が集う多文化共生のキャンパスを訪問し、在校生などとの交流を通じ、APUの教育環境や取り組みに深く触れる機会を得ました。
その際、冨田先生が今春APU国際経営学部に進学した本校OBの大熊敦地さん(2024年度卒業生)にインタビューを行い、大学生活の様子を伺いました。
卒業生インタビュー:APUでの大学生活は?

Q. APUに入学して約2ヶ月半、大学生活の感想を教えてください。
A. とても楽しく過ごしています。約20カ国の友達ができ、寮やキャンパスで積極的に交流しています。語学力も上がり、積極性も身についてきた気がします。
Q. 寮生活ではどんな過ごし方をしていますか?
A. 自室で勉強するだけでなく、共有スペースで国際学生と一緒に料理をしたり、ごはんを食べたり、明るい雰囲気の中で生活を楽しんでいます。
Q. 飯塚高校時代は生徒会に入り、生徒会長としてリーダーシップを発揮していた大熊さんですが、いま部活動やサークル活動はしていますか?
A. サッカー部に所属して、県リーグ昇格を目指して練習しています。ひとつ上の先輩の山本さんもサッカー部で、一緒にプレーを楽しんでいます。
Q. 地元を離れての生活に不安はありませんでしたか?
A. 最初は不安もありましたが、国際学生がとても優しく、僕が英語で話をしていて言葉が詰まっても、ゆっくり待ってくれて、最後まで聞いてくれます。逆に、自分も国際学生の日本語を最後まで聞くように心がけています。そうした経験から、言語の壁を恐れる必要はないと感じるようになり、今はとても楽しく交流できています。
Q. 高校時代の経験は大学生活にどう生きていますか?
A. とくに生徒会で培った経験が生きています。授業でグループワークがあるとき、中心になって動いたり、時間内に皆の意見を集約したりするのに役立っています。
Q. 今後チャレンジしたいことは何ですか?
A. オープンキャンパス運営の学生団体に入りたいです。また、寮生がAPUや別府での生活を始めるにあたり、必要な支援をする学生団体「RA(レジデント・アシスタント)」への加入も目指しています。RAとして新入生をサポートしたくて、半年に一度の募集にチャレンジする予定です。
Q. 最後に、飯塚高校の後輩たちにメッセージをお願いします。
A. 受験生のみんなには「行ける大学」ではなく、「行きたい大学」を目指してがんばってほしいと思います。僕は高校1年生の冬からAPUを志願して、絶対にこの大学に行くと決めて、受験勉強に取り組んできました。
いまAPUに入学し、楽しく充実した日々を送れているので、「行きたい大学」の合格を目指して正解だったと思っています。OBとして応援しています!
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(完)
生徒向けAPU見学ツアーも実施
このほかにも、本校では留学生・国際生対象のAPU見学バスツアーも4月28日(月)に実施しました。
1〜3年生の留学生・国際生9名と、APU進学へ関心のある日本人生徒10名が参加し、引率教員3名とともにAPUを訪問。国際的な大学の雰囲気を肌で感じる貴重な機会となりました。
また、7月17日(木)にはAPUの先生方が本校にお越しくださり、教育活動について意見交換を行いました。
今後も飯塚高校は、世界に羽ばたく意思を持った生徒の進学先として、APUをはじめとするグローバルな大学との連携を深めていきます。