「学業と生徒会長の2軸で充実した毎日」【特進アカデミックコース・生徒会長 松岡結愛さんインタビュー】

飯塚高校で充実した学校生活を送りながら、将来に向けて歩みを進める特進アカデミックコース2年生・松岡結愛さんへのインタビューをお届けします。

2024年10月より生徒会長として「生徒みんなが笑顔になれる学校づくり」に向けて尽力する松岡さん。飯塚高校を選んだ背景から、学業と生徒会活動の両立、そして建築・設計といった将来の目標について詳しく伺いました。

「ここで勉強できたら楽しそう」と思った

——飯塚高校を選んだ理由と飯塚高校の好きなところを教えてください。

オープンキャンパス参加時に受けた国語（古典）の模擬授業がとても面白く、「こんな先生がいる学校で勉強できたら楽しそう！」と思ったのが、飯塚高校を選ぶきっかけになりました。

入学したあとでいいなと感じたのは、協定校がいくつもあって留学生も多いため、異文化に触れる機会が豊富にあるところです。いずれは交換留学をしてみたいと思っている私にとっても他の生徒にとっても、とても貴重な環境で学べているなと思っています。

——今、学校で一番がんばっていることは何ですか？

勉強と生徒会活動の両立です。特進アカデミックコースで、学業と生徒会活動を調整しながら進めています。特進アカデミックコースでは、九州大学の武田秀太郎 准教授を招いた九大連携授業を受けられます。

私たちがこれまで経験したことのない研究を自発的に進めていく授業で、毎回新しいことが多く、とてもワクワクしながら授業を受けてきました。学会にも参加させていただき、その貴重な経験に感謝しています。

【関連記事】特進コースの生徒が「サイエンスキャッスル2024大阪・関西大会」に参加【九大連携授業】

生徒会業務で支援した卒業式に感動

——特に印象に残っている行事や出来事は何ですか？

一番印象に残っているのは卒業式です。私の卒業した中学校は人数が少なかったこともあり、イイヅカコスモスコモンのホールを貸し切る飯塚高校の大規模な卒業式に驚きました。また、1年次には生徒会業務の一環で、卒業生の最後のホームルームの補助を担当しました。担任の先生と一緒に卒業生を見送ったときの感動が今でも心に残っています。

今年の卒業式（2025年3月1日実施）で、送辞を読ませていただく大役を拝命しました。緊張していますが、お世話になった先輩たちへの感謝の気持ちを込めて、読ませていただこうと思っています。

——入学してから自分が変わったと思うところはありますか？

生徒会活動を通して、先輩たちの姿を見ながら学ぶことが多かったです。中学時代も生徒会に所属し、会長を務めた時期もありましたが、中学と高校では活動のやり方が異なり、その違いを学びながら少しずつ成長していると感じています。

——生徒会活動についても、より詳しく教えてください。生徒会長立候補時に掲げた公約はなんでしたか。それらの目標をどのようにして達成していく計画ですか？

「全校生徒が笑顔になれる学校づくり」という公約を掲げました。特に校則に関して、生徒たちの意見を反映できるよう、意見箱を設置し、みんなの声に耳を傾ける活動を進めたいと考えました。

私の任期中にみんなが望む変更をすべて実現するのは現実的には難しいかもしれません。ですが、次の世代がもっと活動しやすくなるような土台づくりは、私たちの代でやり切りたいです。生徒会活動を通じて、より良い学校環境をつくっていきたいと思っています。

——新生徒会長としてリーダーシップを取るようになり（2024年10月〜）5ヶ月ほど経ちましたが、これまでの経験から学んだことや自分自身の中で変化したことなどを教えてください。

生徒会長として活動する中で、広い視野や俯瞰的な視点を持って、全体をまとめる役割の重要性を実感しています。たとえば、先生方と連携しながら委員会へのきめ細かいサポートを行うことはもちろん、スケジュール管理や各所とのやりとりも重要で、日々活動しながら実践的に勉強している感覚があります。

学びたい人に適した環境がある

——これからの目標や夢を教えてください。

中学卒業前頃から、身の回りに建築や土木関係の仕事をしている大人が多く、自然と興味を持ち始めました。それがきっかけで、漠然とではありますが、建築・設計の分野に進みたいという思いが芽生えました。

個人の邸宅やビル、橋やトンネルのようなインフラ……建築・設計といってもさまざまなジャンルがあり、どれにも興味があります。飯塚高校に入ってから、将来この分野で仕事をしたいという気持ちはより強くなり、第一志望の大学を目指して勉強に励んでいます。

——最後に、中学生の皆さんに一言お願いします。

私は学ぶのが好きなほうだと思います。結果的に飯塚高校に入って正解でした。優しくて親しみやすく、質問をすると快く応じてくださる先生がたくさんいらっしゃり、学習のサポートをしていただけます。有名な部活動も多いですが、勉強が好きな方にもぴったりな学校だと思います。

※記事内容は取材当時（2025年2月19日）のものです。