高校生が園児に科学の面白さを伝える。化学特別授業を実施|10月は巨大シャボン玉に挑戦【進路ブログ#11】

身近な材料を使って科学の不思議を体験する「化学特別授業」を実施

飯塚高校では8月21日(金)、本校系列の認定こども園 愛宕幼稚園で、身近な材料を使って科学の不思議を体験する「化学特別授業」を実施しました。

授業を担当したのは、化学教科担当の藤本信吾先生です。まちLaboや保育同好会を中心とする生徒たちが、片栗粉と水を使った「ダイラタンシー現象」について学び、その面白さを園児に伝える体験活動を行いました。

園児からも好評だったことを受け、10月1日(木)には、第2回として「巨大シャボン玉実験」を行う予定です。

園児と楽しく実験する、片栗粉と水の不思議

説明を受ける生徒たち

ダイラタンシー現象とは、片栗粉と水を混ぜたものに強い力を加えると固くなり、力を緩めると液体のように流れる現象です。

授業では、まず藤本先生が本校生徒にダイラタンシー現象の仕組みを解説しました。その後、生徒たちは片栗粉と水を混ぜたものをたらいに用意し、園児が実際に手で押したり、足で踏んだりして体験できる場をつくりました。

保育同好会の生徒がダイラタンシーを作成
保育同好会の生徒がダイラタンシーを作成

強く握ると固まるのに、手を離すと指の間から流れ出す。不思議な感触に、園児たちは手や足で触れ、感触の変化を楽しみながら、身近な科学の不思議を体験しました。

交流する保育同好会の生徒と園児たち
交流する保育同好会の生徒と園児たち

体験活動には、愛宕幼稚園の年少から年長まで、すべてのクラスの園児が参加しました。午前と午後に分けて行われ、生徒たちは準備や実験の補助、園児への声かけなどを担当し、一日を通して活動を支えました。

学んだ科学を、園児に伝える

生徒たちはまず、藤本先生からダイラタンシー現象の仕組みを学びました。そのうえで、生徒たちは準備や実験の補助、園児への声かけなどを担当し、園児が安全に楽しく体験できるよう活動を支えました。

今回参加したのは、まちLaboや保育同好会の生徒たちです。

まちLaboの生徒にとっては、地域の子どもたちと関わりながら活動を運営する機会に、保育同好会の生徒にとっては、園児と直接関わりながら活動する機会となりました。

園児が分かるように話をする保育同好会の生徒
園児が分かるように話をする保育同好会の生徒

当日の様子を藤本先生はこのように振り返ります。

「実験を通して、高校生がいきいきと園児と交流していたことが印象的でした。高校生には、大学で学習するような内容の講義を行いました。高校生が園児にダイラタンシー現象の説明を行ってくれたのですが、園児でも理解できるような言葉を使うことを意識させました。ダイラタンシー現象を体験することで、身近な流体について高校生が理解を深めてくれていたらうれしいです。

園児たちも終始楽しそうにダイラタンシーと触れ合ってくれていました。園児の中で一人でも多く、体験を体験を楽しむことをきっかけにその原理を追求したいと考えるようになってくれたら良いなと思います」

科学の仕組みを理解することと、それを園児にも伝わる形にすること。生徒たちは今回の活動を通して、その両方に取り組みました。

10月は「巨大シャボン玉実験」に挑戦

初回の好評を受け、10月1日(木)には、第2回となる化学特別授業を実施します。

今回のテーマは「巨大シャボン玉実験」です。洗剤や洗濯のりなど、身近な材料を使ってシャボン液をつくり、表面張力や界面活性剤の働きについて学びます。

10月の授業では、洗剤や洗濯のりなどの配合を試行錯誤し、人が入れるほどの巨大シャボン玉づくりに挑戦します。今回と同様に、愛宕幼稚園の年少から年長まで、すべてのクラスの園児が参加する予定です。

身近な材料から生まれる不思議を、自分たちで確かめ、園児に伝える。今後も飯塚高校では、教室での授業に加え、実験や地域との交流を通して科学に触れる機会をつくっていきます。