仲間の声を生かして探究発表を磨く。14グループが「ENAGEED SUMMIT 2026」にエントリー【進路ブログ#14】

飯塚高校では9月14日(月)、2年生が「総合的な探究の時間」に取り組んできた成果を発表しました。
生徒たちは1〜4人のグループに分かれ、日常生活や地域の中で感じた疑問、関心のある社会課題などをもとに、それぞれの探究を進めてきました。今回発表したのは、7クラスからそれぞれ選ばれた2グループ、計14グループです。
14グループは、全国の中学生・高校生を対象とするプレゼンテーション大会「ENAGEED SUMMIT 2026」にエントリーしました。全国の舞台への挑戦に向けて、生徒たちは校内発表を通して自分たちの探究をさらに深めました。
「自分が心を動かされた問い」を全国の舞台へ
「ENAGEED SUMMIT」は、株式会社エナジードが2020年から毎年開催している、全国の中学生・高校生を対象としたプレゼンテーション大会です。
第7回となる今年度のテーマは、「つながる、ワタシとミライ」。アイデアの完成度だけでなく、生徒が「なぜそのテーマに心を動かされたのか」を掘り下げ、探究を行動へつなげていく過程を重視しています。
飯塚高校が同大会に挑戦するのは、昨年度に続いて2年目です。今年度は担当教員が株式会社エナジードと連携し、探究に必要な考え方や、大会に向けた準備の進め方を授業に取り入れてきました。テーマを決めて終わるのではなく、問いを立て、調査や検証を行い、その成果をスライドや発表としてまとめるところまで、段階を追って取り組んでいます。
こうした学びを積み重ねる中で、社会や地域に目を向けるだけでなく、実際の行動やデータによる検証へと発展させる探究も生まれています。
約210人の意見を受け、発表内容を見直す

校内発表では、選ばれた14グループの発表を2年生全員で聞きました。
発表を聞いた生徒たちは、それぞれの探究について、良かった点を表す「グッドポイント」と、さらに良くするための改善点を用紙に記入。約210人分のフィードバックが集まりました。
発表したグループは、その意見を読みながら、自分たちが立てた問いや調査方法、考察の組み立て方を振り返りました。「スライドをどう直せば伝わりやすくなるか」「主張を裏づけるために、どのような情報を加えるべきか」などを話し合い、二次審査に提出する発表動画の制作を進めました。
発表を一度きりで終わらせず、他者の視点を取り入れて問いや考察を見直すことも、探究学習における大切な過程です。
身近な疑問や地域との関わりを探究テーマに

今回の発表では、学校生活や地域との関わりから生まれた、多様なテーマが取り上げられました。その一つが、地域の子どもたちへの吹奏楽指導を支援するアプリケーションです。
飯塚高校吹奏楽部では2025年から、地域の吹奏楽クラブチーム「イイヅカブラスアカデミー」で、毎週、子どもたちへの演奏指導を行っています。今回の探究では、こうした地域での活動に着目し、子どもたちとの練習を支援するアプリケーションを制作しました。
【関連記事】「私たちだからつくれる音楽で、今年こそ全国の舞台へ」(特進探究実践コース 3年生 吹奏楽部 部長 平岡衣乃)
地域で続けられている取り組みから課題を見つけ、アイデアにとどめず、自分たちでアプリケーションとして形にした点も注目を集めました。
また、午後の授業中に感じる眠気と、教室内の二酸化炭素濃度との関係を調べたグループもありました。連携授業などで交流のある九州工業大学から測定機器を借り、生徒が眠そうにしている時間帯を映像で記録しながら、そのときの二酸化炭素濃度を測定。両者に関連があるのか、実際のデータをもとに検証しました。
日常の中にある疑問をそのままにせず、仮説を立て、必要な情報を集め、結果を分析する。今回の発表からは、探究を具体的な行動へと進める生徒たちの姿が見られました。
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飯塚高校からエントリーした14グループは、発表動画を提出し、現在は二次審査の結果を待っています。結果発表は10月12日(月)、決勝大会「THE FINAL」は10月31日(土)に東京で開催される予定です。
探究活動を通して作成したスライドや、問いを立てて検証した経験は、総合型選抜などで自分の学びを伝える際にも生かすことができます。
飯塚高校ではこれからも、生徒一人ひとりの疑問や関心を出発点に、自ら調べ、考え、周囲の意見を取り入れながら探究を深めていく授業を進めていきます。

