英語に自信がなくても、一歩を踏み出せる。高1でニュージーランドへ【留学経験者インタビュー】

飯塚高校では、交換留学プログラムをはじめ、生徒が世界とつながるさまざまな活動機会を用意しています。
今回は、2026年8月11日から9月1日まで、ニュージーランドのランギオラ高校で交換留学に参加している岸麗羽さん(1年)に、現地での学校生活やホームステイ、英語を使った交流について話を聞きました。
インタビューを行ったのは、留学開始から約1週間が経った8月17日。岸さんは、中学生の頃から思い描いていた留学に、高校1年生で挑戦しました。
授業の進め方や街の雰囲気、食文化など、日本とのさまざまな違いに触れる毎日。会話の速さに戸惑いながらも、少しずつ英語を聞き取れるようになり、新しく知った言葉を自ら使ってみるなど、早くも変化を感じているそうです。現地での率直な驚きや、将来の夢について語ってもらいました。
視野と可能性を広げる、初めてのニュージーランド生活
——今回、ランギオラ高校への交換留学に参加しようと思った理由を教えてください。
自分の視野と可能性を広げ、将来につなげたいと思ったからです。中学生の頃から留学を意識していて、留学の機会があることは、飯塚高校を選んだ理由の一つでもありました。1年生から挑戦できると知っていたので、今回参加を決めました。
——中学生の頃から思い描いていた留学に向けて、出発前にはどのような目標を立てていましたか。
一番の目標は、英語力を伸ばすことです。また、ニュージーランドならではの自然にも触れたいと思っていました。オーロラを見てみたいと思っていましたし、道路のそばに牛や羊がいる風景を見ることも楽しみにしていました。ホームステイ先の近くでは、牛や馬、羊を日常的に目にし、自然の豊かさを感じています。

——ニュージーランドならではの大自然に囲まれて過ごすなかで、現地に到着したときの第一印象はいかがでしたか。
街がカラフルで、日本とは雰囲気がまったく違うと感じました。海外へ行くのは、以前家族で韓国を旅行したときに続いて、今回が2回目です。ニュージーランドは韓国とも異なる雰囲気で、新鮮に感じました。
ランギオラでは、道路事情にも日本との違いを感じます。日本では車が止まってくれることが多いですが、こちらでは周囲をよく確認してから渡る必要があります。学校まで歩いて通っているので、毎日の登下校でも気をつけています。
——街を歩くなかでも、日本との違いを感じているのですね。現地の人やお店について、ほかに印象に残ったことはありますか。
お店の方など、街の人たちがとてもフレンドリーです。日本では店員さんの「いらっしゃいませ」でやりとりが終わることも多いですが、こちらでは気さくに話しかけてくれます。現地では日本人をあまり見かけません。お店の方から「どこから来たの?」と声をかけられることもありました。
ショッピングモールにも驚きました。とても広いのに建物は1階建てで、土地の広さを感じました。一方、商品は全般的に日本より高く、物価の違いも実感しています。
日本とは違う授業スタイル。自由な雰囲気の学校生活

——続いて、学校生活について伺います。ランギオラ高校では、どのような授業を受けていますか。
授業は1日5コマで、15時頃に終わります。ハカなどのマオリ文化を学ぶ授業や、日本語、科学、数学など、バディと同じ授業に参加しています。バディは私より1学年上なので、英語で理系科目を学ぶのはとても難しいですが、数学には日本で受ける授業とは違う面白さを感じています。
——さまざまな授業に参加するなかで、授業の進め方には日本とどのような違いを感じましたか。
先生が前に立って一斉に教えるというより、生徒がそれぞれタブレットで課題を進め、分からないことがあれば先生に質問するスタイルです。授業中に自分のタイミングでトイレへ行ったり、フルーツを食べたりする生徒もいて、日本とは異なる自由な雰囲気に驚きました。
——日本とは異なる環境のなかで、現地の生徒とはどのように交流していますか。
初日は、各国から来た留学生約10名が集まるクラスでオリエンテーションを受けました。普段は固定のクラスがなく、授業ごとに一緒になる生徒も変わります。バディが周りの生徒に「日本から来た子だよ」と紹介してくれることをきっかけに、顔見知りが増え、英語で言葉を交わす機会も少しずつ広がっています。
放課後には、バディが所属する音楽クラブの活動に顔を出すこともあります。日本の部活動よりも自由で、大学のサークルのような雰囲気です。活動がない日は、ホストファミリーのお母さんの案内で出かけたり、同じ飯塚高校から参加している生徒や、その生徒のバディと一緒に遊びに行ったりして過ごしています。
ホストファミリーに支えられ、英語で生活する毎日
——学校だけでなく、家庭でも新しい生活が始まりました。ホストファミリーは、どのように迎えてくれましたか。
到着した日には、ウェルカムケーキを用意してくれていました。皆さんとても優しく、私が英語を聞き取れないときには、ゆっくりと言い直してくれます。そうした心遣いのおかげで、安心してコミュニケーションを取ることができています。

——温かく迎えてもらい、一緒に生活するなかで、食事や家庭での暮らしにはどのような違いを感じていますか。
夕食には、グラタンのようなオーブン料理やタコスなど、日本ではあまり食べたことのない料理が出ます。パンが出る日もあれば、ご飯が出る日もあり、乳製品を使った料理が多いことにも、日本との食文化の違いを感じています。お好み焼き粉を持ってきているので、滞在中にホストファミリーへお好み焼きを作れたらと思っています。
——学校でも家庭でも英語を使って生活するなかで、特に難しいと感じるのはどのようなところですか。
言いたいことがあっても英語がすぐに出てこなかったり、会話の速さについていけなかったりするところです。相手に自分の考えを伝えることと、話している内容を聞き取ることの両方に難しさを感じています。
——現地で英語を使い続けて約1週間が経ちました。自分のなかに、どのような変化を感じていますか。
少しずつ英語を聞き取れるようになり、現地での会話を通して、新しく覚えた言葉も増えてきました。現地で新しく知った言葉は、実際の会話で使ったり、夜、寝る前に振り返ったりしています。覚えるだけではなく、自分の言葉として口から出せるようにすることが今の課題です。
将来的には、頭の中で一度英文を組み立てるのではなく、日本語を話すときのような感覚で、考えたことを自然に英語で伝えられるようになりたいです。
海外大学へ進学し、現地でやりたいことを見つけたい

——英語を自然に話せるようになりたいという目標を、将来へどのようにつなげていきたいですか。
将来は海外の大学へ進学し、現地で自分のやりたいことを見つけ、そこで暮らせたらいいなと思っています。まずは残りの留学期間も、たくさん英語を使っていきたいです。
——最後に、留学に興味を持っている中学生や保護者の方へメッセージをお願いします。
私は、自分では英語がそれほど得意だと思っていません。それでも、こうして高校1年生から海外で学ぶ機会を得ることができました。英語に自信がなくても、挑戦するチャンスはあります。少しでも興味があるなら、一歩を踏み出してみてほしいです。
——素敵なお話をありがとうございました。
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※記事内容は取材当時(2026年8月)のものです。
※写真は岸さんよりご提供いただきました。


