飯塚山笠「新流」に98名の生徒が参加。地域の皆さんとともに駆け抜けます

飯塚山笠「新流」に参加した生徒たち

飯塚高校の生徒たちが、飯塚市の夏を彩る伝統行事「飯塚山笠」に参加しています。

今年参加するのは、山笠の舁き手を務める男子生徒66名と、「ごりょんさん」として舁き手を支える女子生徒32名の計98名。

これまで飯塚高校が参加してきた「新流」の一員として、7月15日(水)・17日(金)の流舁き、19日(日)の追い山に臨みます。

新流の一員として、立岩地区を駆け抜けました

7月15日(水)夕方には、1回目の流舁きが行われました。流舁きは、19日の追い山に向けた実践的な練習でもあります。

生徒たちは新流の一員として、地域の皆さんと力を合わせ、学校のある立岩地区約5kmを駆け抜けました。山笠を舁き上げ、「おいさ、おいさ」と掛け声を響かせながら走る姿に、沿道から大きな声援が送られました。

飯塚山笠「新流」に参加した生徒たち

夕方の新飯塚駅周辺には、下校途中の学生をはじめ、地域の方々など幅広い世代が集まりました。地域全体が活気に包まれる中、生徒たちも声援を力に変え、本番さながらの流舁きに取り組みました。

飯塚山笠「新流」に参加した生徒たち

生徒と教員で構成する「飯塚高校班」

新流の中には、飯塚高校の生徒と教員だけで山笠を舁く「飯塚高校班」があります。

7月19日の本番は、五流が約2.3kmのコースでタイムを競うレースです。それぞれの流の中で数班がリレー形式で山笠をつなぎ、飯塚高校班は合計約260mの区間を任されています。

舁き手を務める66名の生徒は、約80mずつの区間などに分かれ、それぞれのポジションで山笠をつなぎます。一人ひとりに出番があり、全員の力が新流のタイムにつながります。

ハナ棒のポジションについた生徒
ハナ棒のポジションについた生徒

今年はさらに、原田知伸先生(国語科)が長年務めてきた「ハナ棒」のポジションに、生徒が初めて挑戦します。

ハナ棒は、山笠の正面で舁き棒を肩に乗せ、山笠を持ち上げた状態で全力疾走する重要な役割です。身長や脚力に加え、恐怖に負けず走り切る精神力も求められます。今回は希望者の中から、ハナ棒を担うために必要な体格や脚力、精神力を備えた生徒が選ばれました。

原田先生は、「長年自分が務めてきたポジションを、今年初めて生徒に経験してもらいます。部活動などで鍛えてきた力を山笠でも発揮し、新流の力になってほしいです」と話します。

舁き手を支える「ごりょんさん」

舁き手を支えるのが、32名の女子生徒による「ごりょんさん」です。舁き手の世話や活動のサポートを担い、飯塚高校の山笠参加を支えています。

15日の流舁きを終えた後には、ごりょんさんが握ったおむすびが生徒たちに振る舞われました。汗と力水で全身を濡らしながら約5kmを走り切った生徒たちは、お茶やスポーツドリンクで乾杯。おむすびを囲む表情には、安堵と達成感がにじんでいました。

原田先生は、「走り終えた生徒たちの、やり切った表情を見るのが好きです。初めは締め込み姿を恥ずかしがっていた生徒も、沿道から応援され、地域と一体になる楽しさを言葉にして伝えてくれます」と振り返ります。

例年100人近くが参加。受け継がれてきた地域とのつながり

7月15日(水)の流舁き前に、総合校舎前に集まった参加者たち
7月15日(水)の流舁き前に、総合校舎前に集まった参加者たち

飯塚高校では以前から、地域の伝統行事である飯塚山笠に、新流の一員として多くの生徒が参加してきました。例年、その数は100人近くに上ります。

コロナ禍による中断を経て、2023年には有志の生徒たちが「4年ぶりの山笠」に参加。その後も毎年、新流の皆さんとともに山笠を盛り上げています。

この日のスタート地点、新飯塚駅まで学校から走っていく
この日のスタート地点、新飯塚駅まで学校から走っていく

今年参加する生徒の中には、昨年に続いて参加する生徒もいます。さらに、飯塚高校を卒業した後も、地域の一員として山笠に戻ってくる卒業生が少なくありません。

原田先生も、教員として飯塚高校に赴任して以来、30年間にわたって山笠への参加を続けてきました。

地域の方々と共にハナ棒を担当する生徒たち(左の2名)
地域の方々と共にハナ棒を担当する生徒たち(左の2名)

「山笠の一番の魅力は、普段は接点のない地域の方々とも、一つのことに夢中になれる一体感です。元気に走る生徒たちの姿が、市民や地域を元気にする。そう信じて、30年間参加してきました」

山笠への参加は、先輩から後輩へ、そして在校生から卒業生へと受け継がれています。それは、飯塚高校と新流、立岩地区とのつながりを象徴する活動の一つです。

5月の学びを、地域での実践へ

今回の参加に先立ち、今年5月には、ネクストプロジェクト(総合学科)の1年生が「産業社会と人間」の授業で、飯塚山笠について学びました。

講師としてお招きしたのは、令和7年度飯塚山笠新流立岩地区取締役の徳永敏明様です。生徒たちは、飯塚山笠が地域で果たしてきた役割や、飯塚高校との関わりについて学び、マットを使った山笠体験にも取り組みました。

教室で地域の伝統や人々の思いに触れた生徒たちが、今度は新流の一員として地域を駆け抜けました。今回の参加は、学びを実践へとつなげる機会にもなっています。

【関連リンク】飯塚山笠について学びました【進路ブログ#1】

7月17日、19日も参加します

学校での集合写真

生徒たちは、7月17日(金)夕方に行われる2回目の流舁きにも、新流の一員として参加します。約5kmの立岩地区を、新流の一員として再び駆け抜けます。

そして7月19日(日)は、五流が約2.3kmのコースでタイムを競う追い山です。飯塚高校班も、これまでの練習の成果を発揮し、新流の勝利を目指して山笠をつなぎます。

舁き手として走る66名、そしてごりょんさんとして支える32名。98名の生徒たちが、それぞれの役割で飯塚山笠に臨みます。沿道からの温かいご声援を、よろしくお願いいたします。

今後の開催予定

五流・流舁き
日時:7月17日(金)夕方
場所:飯塚山笠五流・飯塚市内各地域
飯塚山笠

追い山
日時:7月19日(日)15時35分~
場所:飯塚商工会議所~千鳥屋前~コスモスコモン前広場
内容:パレード、出陣式、五流による舁き回り

※ご来場の際は、河川敷などの駐車場をご利用ください。