NZワイヌイオマタ高校からの交換留学生・アヌッシュさんインタビュー【飯塚高校のGlobalな取り組み】

2024.02.18 (日)

飯塚高校では本校と姉妹校提携のあるニュージーランド「ワイヌイオマタ高校」との交換留学プログラムの一環で、2024年1月6日〜2月4日、同校からの交換留学生、アヌッシュ・アチャリさんを2年2組(特進グローバルコース)にて受け入れました。

2月2日に開催されたアヌッシュさんお別れ会の模様はこちらから。

2022年6月開催の「60周年記念体育祭」では、同校に監修していただいたオリジナルのハカを披露したり、本校から派遣された留学生が同校で書道を教えたりと、本校とワイヌイオマタ高校との交流は深いものとなっています。

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今回の約1ヶ月に渡る留学期間、アヌッシュさんは2年2組の全授業をクラスメートと共に受講しました。日本語クラスでのフォローは必要に応じて実施しています。

今回、アヌッシュさんに飯塚高校での留学期間を振り返るインタビューを実施しました。

——飯塚高校のどんなところに興味を持ち、留学を志望したのですか?

ワイヌイオマタ高校との姉妹校プログラムで知って、学校と周囲の環境が素敵だと思いました。景色も素晴らしいです。また、とても強い野球部やサッカー部、製菓部があるのも興味深いと思いました。

——1ヶ月間学校に通ってみて、飯塚高校の印象はどうですか?

みんなが温かく迎えてくれて、授業もユニークです。(ワイヌイオマタ高校に通う)他の学生にもぜひ一度、授業に参加してみてほしいと思います。学校は皆さんが楽しく過ごせるように努力してくれています。

——この数日間ではどんな授業や経験をしましたか? その際にどんなことを感じましたか?

新鮮だったのは、柔道とクラブ活動(グローバル部)に参加したことです。日本のスポーツに参加できたこと、日本滞在中に柔道に触れ、積極的に授業に参加したのは貴重な経験です。

ニュージーランドでは人と(物理的に)近づきすぎず、パーソナルスペースにいることが社会的な常識なので、柔道の授業は最初は少し気まずかったですが、すぐに慣れました。柔道は楽しいし、基本が分かってよかったです。

ニュージーランドの学校では部活が盛んではないので、部活は初めてでした。グローバルの部活は特にハードではなかったし、クラスメートと話す時間が増えてよかったです。ただ、うれしい反面、放課後にいつも部活があったので、ステイ先の家に着くのが6時半くらいになってしまいました。ニュージーランドでの生活より3時間くらい長い感じです。

——留学生の皆さんは、どんな毎日を過ごしていますか?

私のために、授業の大半は英語の授業でしたが、英語ばかりではありませんでした。全国的に有名な製菓の授業も受けることができました。留学生が飯塚で特別な存在であることはすぐに分かりました。知らない人たちから手を振られたり、挨拶されたりしても、驚きではないと思います。

本プログラムは、飯塚高校が大事にする「Global(グローバル)・Local(地域)・Individual(個性)」の3本柱のうち、特にGlobalな活動を通して「日常的に異文化との交流を行い、異なる他者との対話の力や思いやり、創造性を磨く」取り組みのひとつです。

飯塚高校のグローバル教育について

本校は前出のニュージーランド(ワイヌイオマタ高校)のほか、タイ(IBS)、韓国(釜山観光高校)、カナダ(ヴィクトリア高校)、中国(第十六中学校)などと姉妹校提携を行い、短期交換留学などの交流機会を持っています。

そのほか、ドイツやカナダ、アメリカ、ベトナムなどの多様な国々からも留学生を受け入れ、グローバル教育に関する幅広い機会を提供しています。

授業を含む日常はもちろん、体育祭や学園祭の海外姉妹校関連の演目などでも、国際交流を積極的に行い、GLI全体の取り組みを通して、次世代を担う人材育成に努めています。